「2回で泥だらけになる投手がいるか?」 大谷翔平、投打走で躍動の初回に米実況が驚き
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地のロッキーズ戦に「2番・投手」で先発。7回1失点の好投で5勝目を挙げた。初回のマウンドでは自らの好守もあって無失点に封じると、その裏には先制タイムリーと二盗を決めた。衝撃の二刀流劇場に、米放送局の実況席も大興奮。「アンビリーバブルだ」「2回に泥だらけになる先発投手がどれだけいるのか」と驚きの声を上げている。
ロッキーズ戦、初回に無失点&好守&適時打&盗塁&得点
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地のロッキーズ戦に「2番・投手」で先発。7回1失点の好投で5勝目を挙げた。初回のマウンドでは自らの好守もあって無失点に封じると、その裏には先制タイムリーと二盗を決めた。衝撃の二刀流劇場に、米放送局の実況席も大興奮。「アンビリーバブルだ」「2回に泥だらけになる先発投手がどれだけいるのか」と驚きの声を上げている。
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初回からエンジン全開だ。大谷のマウンド。先頭打者のタピアをスライダーで三振に仕留めた後、好打者ストーリーの強烈なピッチャー返しには華麗なフィールディングを披露。投ゴロとして、立ち上がりを無失点に抑えた。
その裏、無死二塁の第1打席では、相手右腕マルケスからバットを折りながらも右前へ。先制タイムリーで出塁すると、走者としても躍動した。2球連続の牽制球を受け、ユニホームを泥だらけにしながらも二盗に成功。ウォルシュのタイムリーで得点まで記録した。
米ロサンゼルス地元局「バリー・スポーツ・ウェスト」は衝撃の“大谷劇場”を2回表にダイジェストで振り返った。解説のマーク・グビザ氏は、躍動ぶりをこのように伝えている。
「えげつないスライダーで空振り三振。ロケット弾のようなピッチャー返しにフィールディング。それから、タイムリーヒット。待ってください、まだ続きますよ。盗塁です。ショウヘイ・オオタニが今季14盗塁の後、得点ですよ。アンビリーバブルな初回だ! ショウヘイ・オオタニ! マウンドで、打席で、そして、塁上でも!」
これに対して実況者は「2回の時点で、ユニフォームが頭から爪先まで泥だらけになる先発投手がどれほどいるでしょうか」と感嘆するように一言。MLB通算132勝を記録しているグビザ氏も「そもそも初回に打席が回ってくる先発投手はいませんからね」と大笑いしていた。大谷は7回5安打1失点と好投。MLBではシーズン最多となる5勝目をマークした。
(THE ANSWER編集部)