大坂なおみ、初Vならずも自己最高47位浮上「テニス界のライジングスター」
18歳の大坂なおみは女子テニスの「東レ・パンパシフィック・オープン」シングルス決勝で元世界ナンバーワンのキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)に5-7、3-6で敗れた。
決勝でウォズニアッキに敗れ準Vも、英メディア「猛烈な反撃を見せた」
18歳の大坂なおみは女子テニスの「東レ・パンパシフィック・オープン」シングルス決勝で元世界ナンバーワンのキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)に5-7、3-6で敗れた。自身ツアー初優勝はならなかったが、26日付の世界ランクで自己最高の47位に浮上。躍進を続ける新鋭について、英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「テニス界のライジングスター」と紹介している。
大坂は第1セットを失った後、第2セットを0-5とリードされた。決勝戦について報じた特集では「台風の雨も去り、屋根が開放された試合となったが、18歳の大坂はほとばしる若さとアグレッシブな戦術の代償を払うことになった。ファーストセットを失った後、右肩痛でメディカルタイムアウトを要求することになった」とレポートしている。
一方で、最後に見せた意地にも注目。「躍動感あふれるティーネイジャーは恐ろしい“ベーグル”を回避するために、猛烈な反撃を見せたが、及ばずに時すでに遅しだった」。1ゲームも取れずにセットを落とす「ベーグル」の屈辱を免れた大坂の3ゲーム連取の奮闘ぶりも評価している。
時速200キロの強力サーブを武器に今年のグランドスラムでは全豪オープン、全仏オープン、全米オープンでいずれも3回戦進出を果たした大坂。記事では、「日本のティーネイジャー、ナオミ・オオサカはテニス界のライジングスター」とも紹介しており、その躍進は世界中から注目を集めている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images