前日にバット折られたアローヨも大谷を称賛

　米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は7日（日本時間8日）、本拠地でのレッドソックス戦に「2番・DH」で先発出場。5回先頭で迎えた第3打席で3試合ぶりの32号ソロ。松井秀喜氏の持つ日本人シーズン最多本塁打記録を更新した。チームは5-4で勝利した。前日（6日）にはバットを折られていた敵軍選手からも「彼はスぺクタクルな選手」と称賛されている。

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　大谷は5回無死、左腕ロドリゲスの内角チェンジアップを捉えると、打球は右翼スタンド中段付近へ飛んだ。勝ち越しの32号ソロ。打球を見送ると、ゆっくりとダイヤモンドを一周。直前には2度自打球を当てていた。表情は変わらないままだった。

　前日にはマウンドに上がり4勝目を手にしていた。6回には折れたバットを拾い、打者クリスチャン・アローヨに手渡すシーンも「紳士的」だと話題を呼んでいた大谷。地元紙「ボストン・グローブ」のレッドソックス番を務めるピート・アブラハム記者は自身のツイッターでそのアローヨのコメントを紹介している。

「彼はフィールドにいる選手と同じようによく走り、強く投げ、遠くに飛ばす。彼はスペクタクルな選手だ」

　成長株として期待される26歳アローヨもまた投打二刀流でかつ走塁でも魅せる大谷の虜になっているようだ。