ネーションズリーグ・ベルギー戦で好守披露

　イタリアで開催されているバレーボールのネーションズリーグ（VNL）は14日、女子第12日が行われ、世界ランク5位の日本は同12位のベルギーに3-1で勝利。逆転で今大会9勝目を挙げた。この日23歳の誕生日を迎えた黒後愛（東レ）は第1セット、飛びつき指先で拾って見事に得点につなげるなど貢献。実際の映像を大会公式が公開すると、海外ファンからも「ファンタスティック」「完璧だ」などと驚きの声が寄せられている。

　ギリギリで拾い上げた。第1セット、20-20と同点の場面。両軍のラリーが続く中、ベルギーの選手が強烈なスパイクを打ってきた。籾井あきが何とかレシーブした球に反応したのが、黒後だった。後方へ落ちようかというボールにダイブ。手を伸ばし、地面スレスレのところで上げた。懸命のプレーで返すと、最後は荒木絵里香が得点。粘ってリードを奪った。

　実際の映像を、ネーションズリーグ公式インスタグラムが公開。文面に「アイ・クロゴによるパンケーキセーブ。誕生日おめでとう、アイ。そして日本の勝利もおめでとう。日本は9勝3敗で、4位でファイナルに進出できる可能性が残っている」とつづった。海外ファンからは「これ最高」「ファンタスティックなセーブだ」「このディフェンスは美しい」「完璧だ」「凄い」などと反響が寄せられている。