【テニス】錦織VSワウリンカどちらが有利? 錦織負け越しも相手に“不安要素”あり!?
テニスの全米オープン男子シングルス準決勝で世界ランク7位の第6シード、錦織圭(日清食品)が第3シードの世界3位、スタン・ワウリンカ(スイス)と対戦する。
大会公式サイトが展望、「ワウリンカは臨戦態勢となれるか」
テニスの全米オープン男子シングルス準決勝で世界ランク7位の第6シード、錦織圭(日清食品)が第3シードの世界3位、スタン・ワウリンカ(スイス)と対戦する。これまでの対戦成績は2勝3敗。ただここ3試合は2勝1敗と決して相性は悪くない。果たして錦織は2年ぶりの決勝に駒を進めることができるのか。全米オープンの大会公式サイトはで試合のプレビューで錦織に分がありと分析している。
錦織は準々決勝で世界ランク2位のアンディ・マレー(英国)を撃破。準優勝を果たした2014年の全米オープン以来となる四大大会ベスト4進出を果たした。一方、ワウリンカ(スイス)は同142位のデルポトロ(アルゼンチン)を7-6、4-6、6-3、6-2で下して4強入り。両者の対戦について、大会公式サイトは「ワウリンカは(錦織との)直接対決で3勝2敗とわずかながら優位性を保っているが、今年のロジャーズ・カップ準決勝で勝ったのは錦織だ。全米オープンでの対決も初めてではない。錦織はスイス人を2014年の準々決勝で5セットの末に倒している」とデータを紹介している。
そして「疑問」と題したコーナーでは2013年と15年大会で2度ベスト4に入っているワウリンカの“不安要素”を指摘。「ワウリンカは(今大会で)まだUSオープンでトップ45位より上の選手と対戦していない。12日目に行われるランキング7位の錦織との対戦で、臨戦態勢となれるだろうか?」とレポートしている。錦織は3回戦で同42位のニコラ・マウ(フランス)、4回戦で同23位のイボ・カルロビッチ(クロアチア)という実力者を倒し、準々決勝でマレーにも競り勝った。ワウリンカもリオ五輪銀メダリストのデルポトロを破っているものの、より強敵を倒してきた錦織に分があるとみているようだ。
一方、ワウリンカはデルポトロ戦後のコート上のインタビューで錦織との対戦について「いい試合になるだろうね。それは間違いない。数年前にここで戦ったし、その時も5セットまでもつれた試合だった。セミファイナルでどうなるのか興味深いね」と話している。
注目の試合は日本時間10日。錦織は2014年大会以来の決勝進出を果たせるか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer