大坂なおみへの称賛の声が止まらない 米メディア「ハイチの誇り無視しない」
女子テニスシングルス世界ランキング72位の大坂なおみ(日清食品)は全豪オープン4回戦で世界ランク1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)に3-6、2-6で敗れた。しかし、そのパワフルなテニスと試合後の謙虚で愛嬌溢れるインタビューでグランドスラムの一躍人気者となった。
尽きない称賛の声 日本生まれ、米国育ちの大坂は「誇りを無視することはない」
女子テニスシングルス世界ランキング72位の大坂なおみ(日清食品)は全豪オープン4回戦で世界ランク1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)に3-6、2-6で敗れた。しかし、そのパワフルなテニスと試合後の謙虚で愛嬌溢れるインタビューでグランドスラムの一躍人気者となった。日本人とハイチ人の両親を持ち、2歳でアメリカに移住した国際的な20歳はインタビューでの対応から「ハイチの誇りを決して無視することはない」と米メディアから称賛されている。
「ハイチと日本のテニスプロ選手、ナオミ・オオサカは彼女のハイチ人としてのアイデンティティを無視して欲しくなかった」こう特集したのはは米カルチャーメディア「ブラビティ」だった。
「テニスのライジングスター、ナオミ・オオサカはすでにプロテニス界で巨大な注目を集めている。セリーナ・ウィリアムズがかつてコート上で危険な存在と語った日本出身の20歳だ」
記事ではこう紹介している。そして、注目したのは大坂の3回戦だった。同17位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)にストレート勝ちした。この直後のコート上のインタビューだった。
日本人とハイチ人の両親を持ち、2歳でニューヨークに移住。日本代表でプレーする国際的な20歳はインタビュアーから「日本人でいることも誇りに思っているでしょう。あなたを見てきた両国(日本と米国)のファンにとって、この勝利はどのような意味があるのでしょうか?」と質問された。
「実際のところ、私はフロリダに住んでいるの」と茶目っ気たっぷりの表情で返すと、スタンドから大歓声が湧いたが、高く評価されているのはその直後の発言だ。