全米OP8強で激突、マレーは錦織警戒「ハードコートでは究極的にいいプレー」
テニスの全米オープン男子シングルス準々決勝で対戦することになった世界ランキング7位で第6シードの錦織圭(日清食品)と同2位で第2シードのアンディー・マレー(英国)。
マレー、錦織は「世界最高の選手の1人」
テニスの全米オープン男子シングルス準々決勝で対戦することになった世界ランキング7位で第6シードの錦織圭(日清食品)と同2位で第2シードのアンディー・マレー(英国)。ここまでの対戦成績はマレーの7勝1敗で今夏のリオデジャネイロ五輪準決勝でも対戦。その際に勝利したマレーはそのまま金メダルに輝いている。
錦織にとっては難敵となるが、マレーは試合後の記者会見で日本のエースに対して最大限の警戒を見せている。
「錦織とは相性がいい。過去の経験やプレースタイルから対戦しやすいか?」
こう質問されたマレーは表情を変えずに答えた。
「ケイはとても経験豊かだ。だから、それが勝敗を分けるようなことはないと思うよ。彼も自分自身のコンディションに手応えを感じているようだ。ニューヨークでもいい試合をしているし、(2014年大会で)グランドスラムのファイナルにも出場している。ノバクにも勝った。この夏はいい試合をしている。
オリンピックでもいい試合をして、銅メダルも獲得した。数週間前に彼と対戦した時には、すごくいい試合ができた。彼を倒すには同じようにいいプレーをしなければいけないのはわかっている。彼は世界最高の選手の1人。ハードコートでは究極的にいいプレーをしている。とてもタフな相手だ」
2014年の同大会ファイナリストに「世界最高選手の1人」と敬意を表し、ハードコートを得意としているスタイルにも警戒。今年ウィンブルドン、リオ五輪で優勝しているマレーに慢心はないようだ。注目の試合は日本時間8日午前2時以降に行われる予定。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images