【テニス】錦織、2年ぶり全米OP8強入りの裏にチャンコーチ直伝の技
テニスの全米オープン男子シングルス16強で世界ランク7位で第6シードの錦織圭(日清食品)が世界ランク23位で第21シードのイボ・カルロビッチ(クロアチア)と対戦し、6-3、6-4、7-6のストレート勝ちを収めた。
難敵にストレート勝ち、「最高のテニスできた」
テニスの全米オープン男子シングルス16強で世界ランク7位で第6シードの錦織圭(日清食品)が世界ランク23位で第21シードのイボ・カルロビッチ(クロアチア)と対戦し、6-3、6-4、7-6のストレート勝ちを収めた。身長211センチで高速サーブを武器とする難敵撃破の鍵になったのは、コーチのマイケル・チャン氏直伝の技だったという。
2014年大会のファイナリストは2年ぶりの8強進出を決め、会心の笑顔を浮かべた。
「ストレートで試合に勝てた。最高のテニスもできた。たくさんのファンも来てくれて素晴らしい雰囲気でした。コート上で本当に楽しめました。このコートでプレーできて感謝しています」
恒例のオンコートインタビューで、錦織は観衆の歓声を浴びながらこう語った。2011年に当時世界最速の251キロを記録したこともあるビッグサーバーとの対戦に「イボのような選手相手に簡単な試合など絶対にありません。最高のサーブがあります。でも、幸運なことに、今日は最高のリターンができました。ファーストとセカンドサーブで多くのリターンを決めることができました。今日のリターンゲームには満足しています」と、勝因を語った。
リターンの中でもこの日威力を発揮したのは恩師直伝のロブショットだったという。この日はネットに果敢に出てくるカルロビッチの頭上を鮮やかなトッピスピン回転をかけたロブショットで抜いた。