フェデラー、欧州年間最優秀アスリート3位 テニス界の英雄を上回った2人とは?
2017年、数多くのタイトルを獲得したアスリートの1人と言えば、男子テニスのロジャー・フェデラー(スイス)だ。膝や腰の故障でシーズンの半分を棒に振った16年を経て、全豪オープンとウィンブルドンと四大大会2つを制覇。10月に36歳を迎えた今もなお健在であることを示した。ただ、ポーランド唯一の国営報道機関「PAP」が実施した「ヨーロッパ・アスリート・オブ・ザ・イヤー」では、トップの座に手が届かなかったという。英紙「メトロ」が報じている。
F1の2017年王者ハミルトンが2位、“サッカー界の顔”であるC・ロナウドがトップ
2017年、数多くのタイトルを獲得したアスリートの1人と言えば、男子テニスのロジャー・フェデラー(スイス)だ。膝や腰の故障でシーズンの半分を棒に振った16年を経て、全豪オープンとウィンブルドンと四大大会2つを制覇。10月に36歳を迎えた今もなお健在であることを示した。ただ、ポーランド唯一の国営報道機関「PAP」が実施した「ヨーロッパ・アスリート・オブ・ザ・イヤー」では、トップの座に手が届かなかったという。英紙「メトロ」が報じている。
「ヨーロッパ・アスリート・オブ・ザ・イヤー」は1958年から続く由緒ある賞で、圭26のヨーロッパ報道機関が参加する。フェデラーは同投票において124ポイントを獲得したが、順位は3位だった。テニス界のレジェンドを上回る得票数を手にしたのは誰か。
2位に入ったのは、143ポイントを獲得したF1ドライバーのルイス・ハミルトン(英国)。今年、2年ぶり4度目の年間王者に輝いた32歳は、“音速の貴公子”と親しまれたアイルトン・セナ(ブラジル)の記録を超えて、歴代3位タイに躍り出た。
そして、栄えある1位に輝いたのは、サッカーのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだ。スペインの名門レアル・マドリードの大エースは、リーグ制覇と史上初のUEFAチャンピオンズリーグ連覇と二冠を達成。史上最多タイとなる5度目のバロンドール受賞、FIFAクラブワールドカップ連覇もあって、印象度でフェデラーを上回ったようだ。「メトロ」紙は「クリスティアーノ・ロナウドがロジャー・フェデラーを破ってベスト・ヨーロピアン・スポーツパーソン・アワードを受賞」と伝えている。
通算6回目の受賞を逃したフェデラーだが、決してその価値が衰えたわけではない。テニス以外の世界的アスリートとも比較されるレベルだと考えれば、やはり影響度は絶大と言えるだろう。