大谷翔平、世界最大の経済紙WSJも二刀流復活に注目「このようなチャンスは2度とない」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、二刀流での完全復活を目指している。オープン戦では投打に力を見せている26歳に、世界最大の米経済紙「ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)」も注目。「今季はオオタニがそれ(懸念)を払拭するためのシーズン」などと記事で紹介している。
完全復活を目指す今シーズンは「最重要な年になる」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は、二刀流での完全復活を目指している。オープン戦では投打に力を見せている26歳に、世界最大の米経済紙「ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)」も注目。「今季はオオタニがそれ(懸念)を払拭するためのシーズン」などと記事で紹介している。
WSJは「ショウヘイ・オオタニは未だ二刀流に挑戦中だ」との見出しで記事を掲載。大谷のMLBデビューイヤーについて「2018年の2か月間、オオタニは考えられないことを成し遂げた。彼はエンゼルスの先発投手と強打者の2つの役割を同時にこなしたのだ」と衝撃を振り返っている。
大谷はその後、右肘の故障により野手に専念。18年10月にはトミー・ジョン手術を受けた。同紙は「夢のシナリオはすぐに冷たい現実へと変わっていった」と記載。復活のマウンドに立った昨年も、右回内屈筋群の損傷で2試合の登板に留まったが「21年は26歳のオオタニにとって、最重要な年になるだろう。このようなチャンスは2度とない」と復活には今季が最大の好機であることを指摘している。
記事では「オオタニは既に打者としての価値は見せつけている」と打撃について評価。「これに投手としての生産性を加えることができれば、より価値のある選手になるのだが、エンゼルスにとっては故障者リストにいる二刀流選手より、スタメンに常に名を連ねている一刀流の選手の方が価値のある人材だ」と現状を伝えている。