日本ハム同期が「お茶目」と語るダルビッシュの思い出「本人は忘れてるでしょうが…」
「THE ANSWER」の連載「Restart――戦力外通告からの再出発」に登場し、現在はソニー生命保険株式会社でライフプランナーとして活躍する34歳・鵜久森淳志さん。インタビューの中で掲載できなかった現役時代の秘話を「こぼれ話」としてここで紹介する。
ライフプランナーとして活躍中、鵜久森淳志さんが明かすダルビッシュとの秘話
「THE ANSWER」の連載「Restart――戦力外通告からの再出発」に登場し、現在はソニー生命保険株式会社でライフプランナーとして活躍する34歳・鵜久森淳志さん。インタビューの中で掲載できなかった現役時代の秘話を「こぼれ話」としてここで紹介する。
鵜久森さんは愛媛・済美高から2004年のドラフト8位でプロ野球・日本ハムに入団。同期入団のドラフト1位は東北高・ダルビッシュ有だった。同年春のセンバツ準々決勝で両者は対戦。ダルビッシュは登板しなかったものの、鵜久森さんは3回に左翼を守るダルビッシュの頭上を越える2ランを放っている。試合は済美が高橋勇丞(元阪神)の逆転サヨナラ3ランで勝利。勢いそのままに初出場初優勝を成し遂げた。
ダルビッシュとの思い出を鵜久森さんに聞くと、ある試合のキャッチボールでの一幕を教えてくれた。日本ハム時代、ベンチで出番を待っていた鵜久森さんは味方の攻撃中、次のイニングに備えるダルビッシュの相手をベンチ前で務めたのだが……。
「僕はキャッチャーじゃないのに、予告もなくカーブを投げてきて(笑)。逸らしたら試合が中断するじゃないですか。1人であたふたして、あいつは笑ってる。本人はそんな些細な事は忘れているでしょうけど、いい思い出ですね。お茶目なところもあるので、緊張していた僕をリラックスさせてくれていたのかな」
ダルビッシュは昨季、日本人初のMLB最多勝を獲得。楽天で最多勝に輝いた涌井秀章ら、まだまだ第一線で戦う同学年の存在は誇りだ。「嬉しいですよね。ダルもワクも、現役の第一線で頑張ってくれているのは本当に凄いなと。応援行きたいねって、(同級生の)みんなで言っています」と感慨深く語っていた。
(THE ANSWER編集部)