会場はスタンディングオベーション、その様子とは

　テニスの全豪オープンは20日、女子シングルス決勝で世界ランク3位・大坂なおみ（日清食品）が同24位ジェニファー・ブレイディ（米国）を2-0（6-4、6-3）で破り、2年ぶり2度目の優勝を果たした。海外識者は歓喜の瞬間を客席から動画で撮影し「彼女はその瞬間に浸っていた」とツイッターに公開している。

　限られた人しか見られない“絶景”だ。コート横のスタンド後方から撮られた動画。大坂が優勝を決めた瞬間、ぴょこんと跳びはねた。場内モニターには表情が映し出される。スタンドから一斉に歓声が降り注ぎ、スタンディングオベーションが始まった。観客が立ち上がる様子がわかる。

　実際の動画を米大手放送局「NBCスポーツ」のコメンテーター、ニック・マクカーベル氏が公開した。文面に「ナオミ・オオサカが4度目のグランドスラム優勝を果たした瞬間。彼女はその瞬間に浸っていた。そしてこのような瞬間はもっと訪れるだろう。その雰囲気は全米オープンで優勝した時とはまた違った」と投稿。無観客だった昨年9月の優勝時との違いを説明しているようだ。

　大会公式ツイッターによると、この日の入場者は7381人だったという。