【名珍場面2017】なぜ、彼は顔から行ったのか “石崎ブロック”失敗の珍事に笑撃「最も奇妙なPK?」
“ド根性DF”彷彿のプレーも…イレブン頭抱えて呆然、BBCは矢印付きでスローVTR紹介
すでに宙を舞っていたガーデンの体は止めることはできず、最後は背中を向け、進路に塞がるようにして転倒。そのままマケナを巻き込んで倒してしまった。「ピーッ」と高らかに鳴った主審の笛。まさか――。無情にもPKが宣告された。起き上がっていたガーデンを筆頭にイレブンは一様に頭を抱え、呆然と立ち尽くしていた。
まさかの形で献上してしまったPK。英公共放送「BBC」は「ペナルティが与えられた最も奇妙な例では? 見て判断しよう」と公式ツイッターに動画付きで紹介した。わざわざ丁寧に矢印付きでガーデンの動きを示したVTRを見ると、勢い良く上半身から飛び掛かり、地面に倒れ込んで綺麗に倒してしまっていることが見て取れる。
決死の姿は、さながら「顔面ブロック」で知られたキャプテン翼が誇る“ド根性DF”石崎了のようだった。しかし、顔に当てでも止めようという覚悟は不発に終わり、最悪の結果に。Jリーグや日本代表では到底、お目にかかれない珍シーン。まさかの展開に動画を見たファンに笑撃が広がっていた。
試合はこのPKをモノにされたカウデンビースが0-1で敗戦。あり余る闘志がアダとなるだけでなく、その映像とともにガーデンの名前も2017年のサッカー界に広まってしまった。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer