球団の期待の表れ? ひと桁の「5」、エース格「11、18」も…12球団ドラ1の背番号は
背番号に込められた球団のメッセージ…“第2の顔”を自分色に染め、躍動できるか
背番号で最も大きな話題を呼んだのが、日本ハム・清宮の「21」だろう。高校生史上最多タイの7球団が競合した怪物スラッガーは「1」「11」など、発表前から様々な憶測を呼んでいたが、意外にも投手番号のイメージが強い「21」になった。
主力級を表す一桁を唯一着けるのは、ロッテ・安田の「5」。高校野球ではU-18侍ジャパン高校日本代表で清宮らとクリーンアップを形成。未来の大砲候補の期待を表すように、球団では03年の西岡剛の「7」以来、15年ぶりの高卒野手一桁となった。
そのほかの野手では、清宮、安田とともに高校BIG3と呼ばれた広島・中村は、高校の先輩でもある巨人の正捕手・小林が着ける「22」。強打の捕手、ヤクルト・村上はかつての巨人・松井秀喜氏、オリックスT-岡田ら強打者の印象が根強い「55」。それぞれ球団のメッセージがうかがえる。
投手に目を移すと、阪神・馬場は「18」、DeNA・東は「11」、西武・斉藤は「19」と各球団のエース格が着けるナンバーに決定。その重みに負けず、球団を背負う投手になってもらいたいところだ。
各選手、球団の期待を担って託されたナンバー。“第2の顔”を一日も早く自分色に染め、グラウンドで躍動することをファンも球団も願っている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer