24年パリ五輪で初採用 ブレイクダンス有力選手が会見「多くの人に知ってもらいたい」
国際オリンピック委員会(IOC)理事会において2024年パリ五輪の追加競技種目としてブレイキン(ブレイクダンス)が正式に採用されたことを受け、日本ダンススポーツ連盟(JDSF)は14日、川崎市内で会見を実施。2018年ユース五輪で銅メダルを獲得している18歳・半井重幸(なからい・しげゆき)ら6選手が4年後に向けた意気込みを語った。
ブレイクダンスとしても知られる競技、6選手が出席
国際オリンピック委員会(IOC)理事会において2024年パリ五輪の追加競技種目としてブレイキン(ブレイクダンス)が正式に採用されたことを受け、日本ダンススポーツ連盟(JDSF)は14日、川崎市内で会見を実施。2018年ユース五輪で銅メダルを獲得している18歳・半井重幸(なからい・しげゆき)ら6選手が4年後に向けた意気込みを語った。
競技はブレイクダンスとして知られるが、「ブレイキン」が本来の名称。対決形式は1対1で、音楽に合わせてパフォーマンスを披露。勝敗は採点で決まる。自宅や練習場からオンラインで世界中の大会にも参加でき、近年発展を遂げている競技だ。18年のユース五輪で初実施され、わずか2年で追加競技種目に決定。24年の舞台フランスをはじめ海外で若者人気が高い。
会見に出席した半井は「Shigekix(シゲキックス)」のダンスネームで活躍し、今年11月には全日本選手権、オーストリアで行われた「Red Bull BC One World Final 2020」でそれぞれ優勝。日本一と世界一に輝いており、メダル候補として期待される。
「パリ五輪に正式種目として追加されたということで、僕自身が好きでやっているブレイキンを多くの人に知ってもらえる機会ができたということを凄く嬉しく思う。(パリ五輪は)一選手として大きなモチベーション、目標になるので凄く嬉しい」と語った。
11月の全日本選手権オープン部門女子で優勝している湯浅亜実は「私自身ブレイキンを通してたくさんの経験をさせてもらった。ブレイキンに感謝している。ブレイキンが五輪という形になって、より多くの人に知ってもらえることを嬉しく思う。4年後という先のことにはなるが、私もそれを目指して頑張っていきたい」と笑顔で話した。
JDSF代表理事の齊藤斗志二氏は「はやぶさ2号は『おかえり』、我々は『行ってきますパリ五輪へ』と、そういう気持ちで胸が躍るような感じ。24年にはメダルを目指す、それもトップだという人に会見に来てもらった。ブレイキングのチームが羽ばたけるよう、応援をお願い申し上げます」と選手に期待をかけていた。
(THE ANSWER編集部)