マレーが「最高クラスの選手と仕事したい」と取り組む“ベンチャービジネス”とは?
男子テニスのアンディ・マレー(英国)は今シーズンこそ、臀部の負傷によって不本意なシーズンに終わった。しかし、来シーズンの復帰に向けて着々とトレーニングを進めている一方、新たな“ベンチャービジネス”に取り込んでいることについて明かした。英公共放送「BBC」のインタビューに応じ、語っている。
元世界1位の名手が「12、13歳の奇妙な経験」から取り組むスポーツマネジメント
男子テニスのアンディ・マレー(英国)は今シーズンこそ、臀部の負傷によって不本意なシーズンに終わった。しかし、来シーズンの復帰に向けて着々とトレーニングを進めている一方、新たな“ベンチャービジネス”に取り込んでいることについて明かした。英公共放送「BBC」のインタビューに応じ、語っている。
マレーが取り組もうとしている事業は、有望株とみられるトップアスリートに対してのスポーツマネジメントだ。マレー自身も3歳からテニスを始め、世界トップの座を目指すためにトレーニングに臨み、世界NO1に上り詰めた。ただ、その間のマネジメントについては疑問に思うことがあったようだ。
「僕は12、13歳の頃に初めてマネジメント会社と契約したけど、それは僕自身にとって奇妙なことだった。僕自身はあまりに若かったし、そんなプレッシャーは必要としなかったんだ。両親だって、それに対応する経験がなかった」
そんな経験もあって「そういった子供たちの周りに相応な人がいれば、最善の選択ではない長期的な契約で困ってしまうこともないだろう。こういった事業は自分にとって大きな興味をそそるもので、男女問わず、イギリスの最高クラスの選手と仕事をしたい」と、2013年に立ち上げたサポートを本格的に事業化していくことを説明している。
マレーのサポートを受ける最初の選手は、陸上女子短距離の20歳の双子、シャノン・ヒルトンとチェリエセ・ヒルトン、テニスの17歳、アイダン・マクヒューが対象となる。ヒルトン姉妹は20年東京五輪の有望株としてもイギリス国内で注目され、マレーが積み重ねてきた努力を、どのように還元するのか注目が集まる。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer