【卓球】初4強の福原愛、相手も「予想以上」 メダルかけ前回覇者と激突へ
リオデジャネイロ五輪の卓球女子で世界ランキング8位の福原愛(ANA)が自身初となる準決勝進出を果たした。これを各国メディアも大きく報じ、対戦相手も福原の好調ぶりを称えている。
ここまで3戦連続ストレート勝ちと波に乗る福原
リオデジャネイロ五輪の卓球女子で世界ランキング8位の福原愛(ANA)が自身初となる準決勝進出を果たした。準々決勝で2012年ロンドン大会銅メダリストの第2シード、フェン・ティアンウェイ(シンガポール)に快勝。これを各国メディアも大きく報じ、対戦相手も福原の好調ぶりを称えている。
ここまで2戦連続ストレート勝ちを収めていた福原は強敵に対しても4-0と勝利。3試合連続のストレート勝ちで、同競技日本人初となる個人メダルに王手をかけた。
試合後、シンガポールの「ストレート・タイムズ」電子版では「シンガポールのトップ選手で世界ランキング4位、第2シードのフェン・ティアンウェイは少なくとも準決勝進出が期待されていたが、フクハラに0-4で負けた。彼女は五輪シングルスのメダルを防衛できなかった」とレポート。記事の中で、フェンは「フクハラは今日、私の予想した以上のプレーをしてきた。コート上で大きな不安を感じた。作戦が思うようにいかず、忍耐強くプレーすることが出来なかった」と福原の戦いぶりを高く評価している。
また米放送局「NBC SPORTS」電子版の五輪特設サイトも特集を組み、「第1ゲームは14-12でフクハラが先取。この時、大差での勝利になることは予想できなかった。第2ゲームでは宮城が生んだ卓球の天才が8-8から3ポイント連続で取り、2-0とリード。第4ゲームで圧倒的な勝利を収める前に、第3ゲームを11-7で取った」とその圧勝ぶりを称賛している。
日本時間10日午後10時から準決勝に挑む福原。相手は前回覇者の李暁霞(中国)だ。決戦の行方が注目される。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images