[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

海外テニスで誤審 主張曲げない審判に露選手激怒「意味不明」「どこで見たんだ?」

男子テニスの世界ランク17位カレン・ハチャノフ(ロシア)は現地時間23日、アントワープオープンの準々決勝で同35位ダニエル・エバンス(英国)に6-3、6-7、4-6で逆転負け。試合中には深いショットがアウトと判定され、怒りが爆発。審判に食って掛かる一幕があった。ショットの実際の映像を含めた一部始終をATP公式中継サイト「テニスTV」が動画付きで公開している。

カレン・ハチャノフ【写真:Getty Images】
カレン・ハチャノフ【写真:Getty Images】

逆転負けの24歳ハチャノフが判定に激怒

 男子テニスの世界ランク17位カレン・ハチャノフ(ロシア)は現地時間23日、アントワープオープンの準々決勝で同35位ダニエル・エバンス(英国)に6-3、6-7、4-6で逆転負け。試合中には深いショットがアウトと判定され、怒りが爆発。審判に食って掛かる一幕があった。ショットの実際の映像を含めた一部始終をATP公式中継サイト「テニスTV」が動画付きで公開している。

 問題の場面は第1セット、第7ゲームだった。24歳の新鋭ハチャノフは鋭いフォアハンドを打ち込み、相手を追い込むと、ネット際に詰め、強烈なショットをフォアで放った。相手の体に近く、コートの深いところに打ち込むパワフルな一撃だったが、これがアウトとジャッジされた。

 ホークアイの導入されていない今大会。この判定に納得のいかないハチャノフは審判に食って掛かった。「いやちょっと待ってくれよ本当に」「線審がいるのになんであなたが判定を正すんだ」「意味が分からないよ」とまくし立てた。

 テニスTVが公開している動画を見る限り、ショットは確かに入っているように見える。だが、この訴えに対し、審判は「見えたからです」で主張。するとハチャノフは「どこでアウトを見たんだ?」と反論。これに審判は「(手で幅を示しながら)これくらいアウトしていたのを見たんです」と主張を曲げない。

 怒りの収まらないハチャノフは「これくらいだって?」「マジで、これくらい?」「オーケー、明日、いや試合の後、一緒にこの場面を見よう。いいかい?」と異例のオファー。これに審判も「いいですよ」と応戦していた。

 ハチャノフはこのセットは6-3で先取したものの、逆転負け。第2セットでタイブレークを落とした際にはネットのスポンサー看板を蹴り、さらに審判台をラケットで叩くなど、怒りが収まらない様子だった。

(THE ANSWER編集部)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集