ロケッツのウェストブルックの粋な計らいが話題

　米プロバスケットボール（NBA）、ロケッツのラッセル・ウェストブルックの粋な計らいが話題を呼んでいる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、バブルと呼ばれる完全隔離状態で行われているプレーオフ敗退後、ホテルの清掃係に84万円という高額チップをプレゼントしたという。米紙「USAトゥデー」が報じている。

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　NBAプレーオフは現在、フロリダ州オーランドのディズニーリゾートにて、完全隔離状態で行われている。ウェストブルックの所属するロケッツは、ウェスタンカンファレンス準決勝でレイカーズに敗れた。

　無観客開催のプレーオフで、ロケッツは7月9日から9月12日までグランド・フロリディアン・ホテルで過ごした。ウェストブルックは宿舎を去る際、自室を清掃してくれたハウスキーパーに8000ドル（約84万円）のチップをプレゼントしたという。

　米スポーツ専門メディア「ブリーチャーレポート」のレポーター、テイラー・ルークス氏はツイッターでウェストブルックのコメントを紹介。「彼らは我々に素晴らしい対応をしてくれた。時間と労力をかけて、ハイレベルの仕事ぶりを見せてくれた。これは正しいことだ。自分は正しいことがしたい」と語ったという。チップ額は明かさなかったが、ホテルスタッフへの恩返しを認めていた。

　ルークス氏のツイートには「尊敬しかない」「最高だ」「なんてジェントルマンなんだ」「一流だ」「コート上の彼を好きになる必要はない。だが、コート外の彼は好きにならずにいられない。素晴らしいジェスチャー」「みんな見習って欲しいよ」「彼の最高のアシスト」などと称賛の声が殺到。前例にない形式で行われているNBAプレーオフを支えたスタッフへのスーパースターの恩返しに、大きな反響が広がっていた。