【テニス】錦織がリオ五輪初戦で見せたショットが話題に 「何というリカバリー!」
リオデジャネイロ五輪のテニス男子シングルス1回戦で現地6日、第4シードの錦織圭(日清食品)がアルベルト・ラモス(スペイン)に6-2、6-4とストレートで勝利し、2回戦進出を果たした。この勝利が各国メディアでも報じられる中、特に試合中に見せたトリッキーなショットに注目が集まっている。
サーブ直後にラケット落とした直後…、英メディアは連続写真とともにレポート
リオデジャネイロ五輪のテニス男子シングルス1回戦で現地6日、第4シードの錦織圭(日清食品)がアルベルト・ラモス(スペイン)に6-2、6-4とストレートで勝利し、2回戦進出を果たした。この勝利が各国メディアでも報じられる中、特に試合中に見せたトリッキーなショットに注目が集まっている。
この日の錦織は得意のストロークが冴え、世界ランク33位のラモスに対して終始、試合を優位に進めたが、第2セット第2ゲームで思わぬハプニングが発生した。
サービスを打った錦織は、手が滑ったのかラケットを落としてしまう。この時点で錦織は少々諦めたかのような動作を見せたが、ラモスのリターンがゆるい軌道のボールだったため、ラケットを拾うや否やボールを打ち返すトリッキーなプレーを見せた。
このシーンについて、米放送局「FOX SPORTS」電子版は「ニシコリはラモスに6-2、6-4で勝利。とはいえ試合はドラマティックな展開が少なかったわけではない。彼はサーブ時にラケットの柄を手放してしまったが、彼はラモスの返球までにラケットをつかみ直す時間があり、そしてリターンを打つための素早い動きを見せた。10回のラリーの後、ニシコリがポイントを得た」とその状況を詳細にレポートした。
また英紙「デイリー・メイル」電子版も「何というリカバリー! サーブ時にラケットを落としながらポイントを獲得」とのタイトルで動画と連続写真を掲載。「ラモスはその時、ポイントを手に入れたと考えたはずだ。しかし世界ランク6位のプレーヤーは落とした後のプランがあった。地面からラケットを拾い上げ、ネットを越えてきたボールを素晴らしい形でリカバーした」と伝え、切り替えの速さを称賛している。
錦織は8日(日本時間9日)、同2回戦で世界ランク75位のジョン・ミルマン(オーストラリア)と対戦予定。日本だけでなく世界中を驚かせるショットを再び披露してくれるだろうか。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images