いよいよ開幕したリオ五輪 大会欠場となった有名アスリートは?
リオデジャネイロ五輪は現地時間5日に開会式が行われ、各競技ともに続々と試合が始まっている。一方で、このスポーツの祭典にケガやドーピング問題、所属クラブの事情などで欠場を余儀なくされた有名アスリートも多い。スペイン紙「マルカ」はリオで見られないワールドクラスの各競技の選手を写真付きで紹介している。
スペイン紙が欠場の有名アスリートを特集
リオデジャネイロ五輪は現地時間5日に開会式が行われ、各競技ともに続々と試合が始まっている。一方で、このスポーツの祭典にケガやドーピング問題、所属クラブの事情などで欠場を余儀なくされた有名アスリートも多い。スペイン紙「マルカ」はリオで見られないワールドクラスの各競技の選手を写真付きで紹介している。
今回の五輪で世界ランキング上位の選手が多く欠場することになったのはゴルフとテニスの2競技だ。ゴルフではブラジル国内で流行したジカ熱の危険性を懸念し、日本の松山英樹が欠場を発表したが、今回の記事ではローリー・マキロイ、ジェイソン・デイ、ジョーダン・スピースら四大大会で優勝候補となる選手たちが出場しないことが伝えられている。
テニスでもジカ熱を懸念する選手が多かった。五輪後には今年最後のグランドスラムとなる全米オープンが控えているため、男子ではミロシュ・ラオニッチ、トマーシュ・ベルディハ、ドミニク・ティエム、女子ではビクトリア・アザレンカ、シモナ・ハレプら世界ランキング上位につける選手が欠場を表明している。
またテニス界のレジェンドとして知られるロジャー・フェデラーは膝の手術によるリハビリに専念することを決断し、リオ五輪を含む今年の公式戦全試合の欠場を発表。また女子のマリア・シャラポワはドーピング検査で陽性が出たことで2年間の出場停止処分を下された。スポーツ仲裁裁判所(CAS)に控訴しているが、五輪出場の可能性は断たれた。
シャラポワと同じロシア勢で言えば、女子棒高跳びで長年にわたってトップクラスに君臨したエレーナ・イシンバエワも出場が認められなかった。ロシア全体を巻き込んだドーピング問題に関して、国際オリンピック委員会(IOC)はロシア選手のリオ五輪排除は回避する一方、陸上選手の出場を認めない国際陸連の処分は追認。イシンバエワらの五輪出場の可能性が消えていた。