「なぜ、カガワ外しを決行した?」 “10番の奇妙”に海外メディアから「疑問符」の声
「最も適したポジションに据え続けてこなかった監督にも疑問符」
しかし、結果として香川は今回の遠征メンバーに名前はなかった。記事は「大一番への経験豊富で外国人選手との戦い方も心得ている一方で、彼のメンタル、キャラクターの強さには問題を抱えているかもしれない」としながら「だが、世界的クラブに世界的タイトルに導いた彼を最も適したポジションに据え続けてこなかった監督にも疑問符をつけざるを得ない」と言及している。
「評価を覆さなければならない選手にとってはまだ十分に時間が残されており、年齢的にはピークを迎える彼にとって、来夏のW杯は完璧なタイミングとなる。彼が選ばれればの話だが」
キャリア最盛期を迎えようとしている28歳の香川待望の声を上げた。記事の最後には「香川を代表に選ぶべきか?」とのアンケートを実施し、「選ぶべき」が70%を占めていた。
ブラジル戦は香川も観戦に駆け付ける前で完敗。FWネイマールを警戒しながら、前半10分にあっさりとPKで先制ゴールを被弾すると、その後も立て続けに失点。前半30分あまりで3点を奪われ、カナリア軍団に本気を出させる前に体勢を決せられてしまった。
14日のベルギー戦を残すが、香川を含めた「BIG3」の動向はどうなるのか。注目は続きそうだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer