「0分台の衝撃」― “瞬殺のゴールハンター”の電撃レコードに絶賛「まさに突風」
驚異の集中力と冷静さ…ファン驚き「伝説になったな」「世界最速のスタートダッシュ」
さらに翌シーズン第5節バイエルン戦は右サイドからグラウンダーのパスを受け取り、反転してGKとの1対1を正確に蹴り込んだ。36.8秒だった。
極め付きはシュツットガルトに所属していた12-13年シーズン第6節ニュルンベルク戦。相手最終ラインに戻ったボールを追いかけ、DFが不用意にGKにバックパスしたのを見逃さず、かっさらった。GKの動きを見極め、1対1を右足で冷静に決めた。これは20.8秒。いずれも映像は決定的瞬間で早送りで再生され、あっという間にゴールが決まってしまっている。
動画を見たファンも「まさに突風だ」「世界最速のスタートダッシュ」「伝説になったな」と驚きの声が続々と上がり、さらに「たった60秒。C.ロナウドやメッシでもできることじゃない」と世界的ストライカーと比較し、瞬殺ぶりは上回っていると唸るファンもいた。
Jリーグでも、立ち上がりの得点はしばしば見られる。相手守備陣が立ち上がりに試合に入り切れない場合もあるが、反対にファーストチャンスを1対1で冷静に決めるイビシェヴィッチの冷静さも際立っている。
今回の日本代表MF原口元気も所属するヘルタ・ベルリン戦は3-3で引き分けた。しかし、新たな金字塔を打ち立てた「瞬殺のストライカー」に対し、対戦チームはキックオフの笛から最大限の集中を発揮しなければならないだろう。