大会主催者も歓迎「彼は、アジアの最も有名なアスリートの一人」

　新型コロナウイルス陽性が判明していた男子テニスの錦織圭（日清食品）が8日開幕のジェネラリ・オープンで復帰する。全米オープン欠場により、出場することになった今大会。大会公式SNSにはオーストリアの絶景をバックにポーズを決めた錦織が登場したほか、大会公式サイトのインタビューにも登場。主催者もトップ選手の出場を喜んでいる。

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　モデルばりにポーズを決めた。オーストリアのキッツビューエルの山々をバックにした錦織。ユニクロの白のウェアにラケットを持ち、ポーズを取っているが、最近伸びたサラサラヘアも無造作にセットして笑みを浮かべる。標高の高いアルペンスキーの聖地キッツビューエルにあるシュトライフで撮影したようで、何より背後に広がる街並みと自然が調和した絶景は壮観だ。5枚の写真が大会公式インスタグラムに投稿されている。

「スタートするのに、この有名な#Streif（シュトライフ）からのパーフェクトなマウンテンビューのあるキッツビューエルよりもいい場所ってある？」と投稿。「ケイ・ニシコリ、キッツでの時間を楽しみ、来たるべきトーナメント頑張ってください」とエールも送った。ファンも「マウンテンビューの素晴らしい写真」「彼の笑顔大好き。この山も大好き。この世のものと思えない」と息を呑んだ様子でコメントが上がっていた。

　大会公式サイトでは「日本のスーパースター　ケイ・ニシコリ、キッツビューエルを楽しむ」と特集が組まれ、本人がインタビューに登場。ニシコリは「キッツビューエルには初めて来たけれど、街、環境、そしてここからの眺めもとても気に入ったよ。肘の手術から戻ってこられてうれしい。調子もとても良く、100％の状態。きっと1週間いいプレーができるだろうし、今年最初の試合を楽しみにしている」などと語ったという。

　世界ランク最高4位を記録したトップ選手の参戦に大会側も喜んでいる様子。記事によると、大会ディレクターを務めるアレクサンダー・アントニッチ氏は「彼は、アジアの最も有名なアスリートの一人。その彼がキッツビューエルでカムバックを飾る」と歓迎しているといい、日本のメディアが訪れて取材することも紹介している。右肘の故障、新型コロナウイルス陽性などを乗り越え、出場する大会に注目が集まる。