フィリーズ打者の打球で珍事、地面を掘るような超回転の打球とは…

　米大リーグ・フィリーズ対ナショナルズ戦で珍事が発生した。強烈な回転のかかったファウルボールが、地面に穴を掘るような打球に。実況席も「穴掘ってますね」と着目したシーンを、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が公開。米ファンの笑いを誘っている。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　まるでドリルのような回転だった。フィリーズの打者リース・ホプキンスは、内角低めに投じられた変化球を体勢を崩しながらもファウル。バットの先にかすった打球は捕手手前、一塁ライン側に落ちたが、打球は高速でスピン。一瞬フェアゾーンに戻るかとも思わせたが、地面をわずかにえぐるようにして、止まった。

　ボールを見ると、表面を覆った革が裂けており、強い衝撃がかかったことが分かる。実況と解説は「スピンを見てください」「穴掘ってますね」と笑いながら注目したシーンの実際の動画を、「Cut4」公式ツイッターが公開。文面には「リースがこのボールをスピンサイクルにかけた」とつづっている。

　米ファンからは「これだけ長くボールをスピンさせるのに、どれだけ強く打たなければいけないか、みんな理解していない」などとコメントが寄せられるなど、珍しいシーンが脚光を浴びていた。