卓球が世界ランキングの新システム導入 順位は成績上位8大会のポイントで決定
卓球界に新たな風が吹き込もうとしている。国際卓球連盟(ITTF)は2018年か導入する新しい世界ランキングシステムの詳細を発表。トップランカーを筆頭とした各選手の欠場を減らし、参加を促す仕様に変更するという。
複雑なポイント計算ではなく、出場した大会の最終順位に準ずるシンプルな形に変更
卓球界に新たな風が吹き込もうとしている。国際卓球連盟(ITTF)は2018年か導入する新しい世界ランキングシステムの詳細を発表。トップランカーを筆頭とした各選手の欠場を減らし、参加を促す仕様に変更するという。
ITTFは7日、「ITTFは2018年に新しい世界ランキングシステムを実施」と題したプレスリリースを発信。「よりシンプルで包括的な新しい世界ランキングシステムは、アスリートの活躍と一年の結果に基づいたよりダイナミックな世界ランキングを作り、欠場が各段階に影響することで選手たちに参加を促すものになります」とより厳密で緻密な制度を敷くことを伝えている。
現在の世界ランキングシステムからの変更点は主に7つだ。
【1】
(変更前)
ランキングポイント=レーティングポイント+ボーナスポイント-ペナルティーポイント。
レーティングポイントは、大会の格付けと対戦相手とのレーティングポイント差によって変動
(変更後)
新しいランキングはトーナメントでの最終順位に準ずる。対戦選手と比較した際の強さは考慮されない
【2】
(変更前)
五輪、世界選手権、ワールドツアーなど国際大会の勝利で得られるレーティングポイントはキャリアを通じて積み重ねることが可能
(変更後)
世界選手権を除き、12か月有効なボーナスポイントしか授与されない。レーティングポイントはなし