甦った63年前の伝説― 中堅手が超絶「ザ・キャッチ」で絶賛の嵐「凄まじい救助だ」
米大リーグのリーグ優勝決定シリーズで、負ければ敗退の崖っぷちで中堅手が大ジャンプでスーパーキャッチが炸裂。かつてのプレーオフ伝説の名プレー「The catch(ザ・キャッチ)」を再現するかのような美技を米「FOXスポーツMLB」が「なんてキャッチなんだ!」と動画付きで紹介すると、ファンから「凄まじい救助だ」と絶賛の嵐となっている。
スプリンガーがプレーオフ伝説再現の大ジャンプ捕球でピンチ脱出「なんてキャッチなんだ!」
米大リーグのリーグ優勝決定シリーズで、負ければ敗退の崖っぷちで中堅手が大ジャンプでスーパーキャッチが炸裂。かつてのプレーオフ伝説の名プレー「The catch(ザ・キャッチ)」を再現するかのような美技を米「FOXスポーツMLB」が「なんてキャッチなんだ!」と動画付きで紹介すると、ファンから「凄まじい救助だ」と絶賛の嵐となっている。
63年前の伝説が甦ったかのようなシーンだった。そんな大ファインプレーを演じたのは、アストロズの中堅手、スプリンガー外野手だ。
20日(日本時間21日)、2勝3敗で迎えたヤンキースとの第6戦。3-0でリードした7回、先発バーランダーが四死球で1死一、二塁で一発出れば同点の大ピンチとなった。対峙したのは右の強打者フレージャー。その2球目の96マイル(約154キロ)直球を捉えられた。大飛球はセンター方向へ。長打は間違いない。あわやホームランか――。全米が固唾をのんだ次の瞬間だった。
ここですべての視線をクギ付けにしたのが、スプリンガーだった。騒然としたスタジアムの空気でも冷静そのもの。飛球から目を切らさず、落下地点へ直線的に入った。フェンス間際に到達。一瞬、身を屈め、全力で飛び上がった。懸命に左手を伸ばす。そして――。白球をグラブに収め、がっちりと掴み取ってみせたのだ。