田中将大、“咆哮の103球”が変えた「172億円男」の価値「ほぼ確実にWS開幕投手だ」
「あの田中」から「この田中」へ…次なる大役期待「ほぼ確実にWS開幕投手だろう」
「田中はただただ良くなかった。彼は元メッツ監督のジェリー・マニュエルに言わせれば『汚れ切って』いた」と記述。記事を執筆している記者は「私はヤンキースが10月を戦い抜くためには田中に彼らのエースを再現してもらう必要があると6月に書いた」とした上で「しかし、ポストシーズンでの活躍はあらゆる期待を上回った」と大舞台で本領を発揮した背番号19を称賛している。
7年総額1億5500万ドル(約172億5000万円)の大型契約の4年目となる今年、シーズン終了後に契約を破棄し、FAになれる「オプトアウト」の権利を持つ田中。記事では「あまり確証はないものの、彼は既定の結末――1億5500万ドルの契約をオプトアウトしない――に進んでいるようだ」との見通しも言及している。
また、ワールドシリーズ進出に王手をかけた田中にさらなる大役が待ち受けると予測している。「もし、彼に次の登板があるならば、ほぼ確実にワールドシリーズの開幕投手だろう」とし、「先走りは承知だが、田中はナ・リーグ最高の投手を相手に最終ラウンドを始めることになるのだ」とまで絶賛している。
ポストシーズンの大舞台で本領を発揮し、背番号19の価値を一変させ、惚れ直させた右腕。さらなる活躍に、現地アメリカでも大きな注目が集まっている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer