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これぞエースの証明 川崎FW小林の「等々力劇場」完成弾&弾 代表待望論も?

J1第29節は14日、川崎が仙台戦(等々力)に3-2で勝利した。1人少ない状況ながら、後半37分から5分間で怒涛の3ゴールで大逆転。「等々力劇場」を完成させたのは、エースFW小林悠のスーパーミドル2発だった。

終了間際に5分間で3発大逆転…極め付きはFW小林のスーパーミドル2連発

 J1第29節は14日、川崎が仙台戦(等々力)に3-2で勝利した。1人少ない状況ながら、後半37分から5分間で怒涛の3ゴールで大逆転。「等々力劇場」を完成させたのは、エースFW小林悠のスーパーミドル2発だった。Jリーグ公式Youtubeチャンネルも動画付きで紹介し、ファンに代表待望論も上がっている。

 これ以上ない幕切れだった。大どんでん返しのエンディング。口火を切ったのは、DFエウシーニョのゴールだった。0-2で迎えた後半37分、右サイドから切り返して左足一閃。強烈なミドル弾で1点を返すと、主役になったのは小林だ。

 2分後、カウンターからペナルティエリア外の右サイドでボールを受けると、DFと1対1の状況から切り返して中央へ。そして、体勢を崩しながら左足を振り抜いた。正確にコントロールされたシュートは飛び込んだ相手GKもゴール左隅に吸い込まれた。1点差。歓喜に包まれる本拠地の中でも、この男の視線は次のゴールに向けられていた。

 フィナーレは、3分後に訪れた。相手のパスカットからカウンターに転じると、小林は左サイドでボールを受けた。細かいボールタッチから勢い良く右足を振り抜くと、相手DFをかすめ、わずかにコースが変わった。そして、相手GKも反応できないほどの絶妙なコースで反対サイドのネットに突き刺さった。

 ついに逆転。ボールテージが最高潮となった等々力のピッチの中心で感情を爆発させた。どちらのゴールもシュートを狙う積極性、そして正確性に裏打ちされたスーパーミドル。「等々力劇場」を完成させたJリーグ公式Youtubeチャンネルも動画付きで紹介すると、ファンから称賛の声が相次ぎ、日本代表に推す声もあった。

 1人少ない状況ながら、主将の今季17点目で優勝戦線に踏みとどまった川崎。エースの価値を証明した背番号11とともに、逆転Vへ前進していく。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

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