「路上には軍隊がいて、外出は許されません」 テニスの元世界1位が語るルーマニアの今
「不安になってしまうので、ニュースを見過ぎないように」
米ジョンズ・ホプキンス大新型コロナウイルスリソースセンターの調べによると、22日の時点でルーマニアでは9242人の新型コロナウイルスへの感染、498人の死者数が報告されているという。
続けてハレプは「とても不安になってしまうので、ニュースを見すぎないように、また読みすぎないように努めています。それよりも今できることに目を向けていますね」とも語り、同国コンスタンツァとブカレストの病院に医療資材の寄付を行っているという。
一方でテニスプレーヤーとしては、やはりツアー再開のめどが立たない不透明な現状がもっとも気がかりのようだ。
「いつテニスの大会を再開できるか分からないことは奇妙に思えて仕方ありません。どういったコートで? どこの国で? 答えはありません。だから計画もできません」
現在は自宅でのトレーニングや読書、料理、映画鑑賞、友人と話して過ごしているというハレプ。軍隊の監視下にあるような異様な状況から解放され、再びコートで躍動する日を何より心待ちにしている。
(THE ANSWER編集部)