「路上には軍隊がいて、外出は許されません」 テニスの元世界1位が語るルーマニアの今
テニスの元世界ランク1位シモナ・ハレプ(ルーマニア)は新型コロナ禍にある今の一種異様ともいえる状況にも慣れてきているという。母国では路上を軍隊がパトロールするなど、非常事態宣言下での生活について、米放送局「CNN」のインタビューに答えている。
CNNがハレプをインタビュー、異様な状況にも慣れが…
テニスの元世界ランク1位シモナ・ハレプ(ルーマニア)は新型コロナ禍にある今の一種異様ともいえる状況にも慣れてきているという。母国では路上を軍隊がパトロールするなど、非常事態宣言下での生活について、米放送局「CNN」のインタビューに答えている。
2018年の全仏や、2019年のウィンブルドンで優勝。世界ランク1位に君臨していた女王ハレプは今、どんな日々を送っているのだろうか。CNNは「シモナ・ハレプのロックダウン下での生活:路上にいる軍隊、ゆとりのある生活」と題した記事で紹介している。
人口約2100万人の東欧の国ルーマニアでは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、3月16日から非常事態宣言が発令されている。記事によると、65歳以上に関しては外出が認められず、その他も必要な買い物や仕事の場合に限り外出が許可される。仕事の場合は雇用主からの手紙の持参が必要という状況だ。また、夜間の外出禁止も強制されている。
そしてルーマニアの首都ブカレストでは、パトロールのために軍隊が出動。まさにこれまでとは一変した状況だ。すでに1か月以上が経過しているが、ハレプはそんな生活に順応しつつあるという。
ハレプは自宅からのCNNの取材に対し「全く外に出ていない」とコメント。また、次のようにも語っている。
「現在の状況を非常に深刻に受け止めていますし、神経質になっています。ルーマニアでのロックダウンはとても厳しいものです。路上には軍隊がいて、外出は許されません」