無観客なのになぜ? 台湾野球で現れた“珍客”に米注目「俺のZoom会議でも使う」
台湾プロ野球(CPBL)は12日に無観客で開幕し、統一ライオンズが中信兄弟に4-1で勝利した。日本のプロ野球、米大リーグなどが新型コロナウイルスの影響で開幕の見通しが立たない中、世界に先駆けてスタートを切った。米メディアは11、12日の試合が雨天中止となった楽天モンキーズの本拠地球場に注目。こぞって客席の画像に注目し、無人の観客席を彩った不思議な光景を「独創的な方法」などと報じている。
12日に開幕した台湾プロ野球、楽天モンキーズは客席にマネキンなど設置
台湾プロ野球(CPBL)は12日に無観客で開幕し、統一ライオンズが中信兄弟に4-1で勝利した。日本のプロ野球、米大リーグなどが新型コロナウイルスの影響で開幕の見通しが立たない中、世界に先駆けてスタートを切った。米メディアは11、12日の試合が雨天中止となった楽天モンキーズの本拠地球場に注目。こぞって客席の画像に注目し、無人の観客席を彩った不思議な光景を「独創的な方法」などと報じている。
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無人となるはずの客席には、ユニホームを着て応援ボードを持つ複数の“人影”が……。試合を待ちわびたファンがたまらず押し寄せたわけではない。誰もいない客席を少しでも彩ろうと、球団の帽子を着けるなどしてファンに見せかけたマネキンを置き、無観客試合に備えたのだ。
楽天モンキーズの本拠地・桃園国際野球場には、マネキンのほかにも太鼓を叩くなどして盛り上げる“ロボット音楽団”も陣取っている。試合が雨天中止となったため、正式なお披露目はまだだが、新型コロナウイルスの影響で無観客開幕となったCPBLを盛り上げる取り組みだ。
一風変わった“珍客”に、米メディアも注目している。米紙「ニューヨーク・ポスト」は「台湾プロ野球が観客席のロボットとマネキンファンとともに開幕した」と記事を掲載。「この代理のファン(マネキン)は、ホームチームである楽天モンキーズの帽子をかぶり、Tシャツも着ていた。フィールドに向かって指をさすファンもいれば、頭の上に応援プラカードを掲げるファンもいた」と本物のファンさながらに表現されていたことが伝えられている。