テニス全米会場に大量の物資 “段ボール1000個”の光景に米感動「胸が張り裂けそう」
女子テニスの大坂なおみ(日清食品)が輝きを放ったコートが人命を救う一助となっている。新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、女子テニス界の偉人ビリー・ジーン・キング氏(米国)がツイッターに1枚の画像を投稿。全米オープンの会場として知られるニューヨークのコートが食料など物資の段ボールで埋まり、海外ファンから「胸が張り裂けそう」「これを想像できた?」「偉大な出発だ」とコメントが集まっている。
大坂なおみが優勝した全米OPコート、コロナ禍で物資置き場となった1枚に海外感動
女子テニスの大坂なおみ(日清食品)が輝きを放ったコートが人命を救う一助となっている。新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、女子テニス界の偉人ビリー・ジーン・キング氏(米国)がツイッターに1枚の画像を投稿。全米オープンの会場として知られるニューヨークのコートが食料など物資の段ボールで埋まり、海外ファンから「胸が張り裂けそう」「これを想像できた?」「偉大な出発だ」とコメントが集まっている。
地面が見えない。コート上に段ボールが敷き詰められ、さらにその上には所狭しと段ボールが集められた。コートを覆うように、7列に並べられた長机。一列に50~60個ほどが置かれ、机の下にも同様の数が用意されている。コート周りにも大量の水などの物資とともに段ボールが。1000個ほどあるだろうか。マスクを装着し、ポンチョのようなビニールの防護服を着たスタッフたちが懸命に作業をしている。
画像を公開したキング氏は「これはビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターのアームストロング・スタジアム。このセンターの他のエリアは病院になります」と自身の名を冠した場所の現状を説明。「このスタジアムでは、英雄であるスタッフが毎日2万5000食を用意し、患者さんと労働者、そして子ども達に配っています」と記している。
ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターは、全米オープンの会場。2018年に大坂が日本人初の4大大会優勝を飾った歓喜の地だ。感染者の増加が止まらない米国。同会場は臨時病院になることが決まり、会場内のアームストロング・スタジアムは物資置き場に。キング氏の投稿には、海外ファンから活動する人々へエールが送られている。
「ともに立ち上がり、行動する人々を見て感動した」
「素晴らしい!」
「地元で開催されるこの大会を誇りに思う」
「胸が張り裂けそう……」
「信じられない。以上。まだ大会開催をあきらめてない」
「チャンピオンシップ・ポイントだ!」
「偉大な出発だ!」
「投稿ありがとう。彼らのハードワークと寛大さにありがとう」
「スポーツ界のゴッド・マザー。善行に完璧な場所」
「これを想像した人はいたかしら?」
自らも危険にさらされながら作業をする人たちに称賛の声が集まっている。
(THE ANSWER編集部)