「勝者の文化を根付かせる」 マーリンズ新オーナー・ジーター氏の“所信表明”に脚光
マーリンズを「誇りに思えるチーム」へ…“マイアミ流”の改革に期待が懸かる
“特別な地”の球団オーナーとなり、3日に記者会見を行ったジーター。記事では「今日はマーリンズ・ベースボールにおける新しい時代の初日だ。新オーナー陣を代表して、未来についてのビジョンを記したいと思う」と、改めてマニフェストとも言うべき“所信表明”を行い、「いくつかの約束」として3つの項目を挙げている。
「勝者の文化を根付かせます」
「マイアミの文化とダイバーシティを大事にしていきます」
「マーリンズを信じています」
今季マーリンズは77勝85敗で、ナショナルリーグ東地区首位のナショナルズとは20ゲーム差の2位。2010年以降は勝率5割を切る苦しいシーズンが続いている。そんな状況を受け、ジーターは常勝軍団のアイデンティティを組織に植え付けることを宣言。マイアミのコミュニティにとって、マーリンズを「誇りに思えるチーム」にしていきたいと記している。
球団買収に至るまでは、長いプロセスを要したという。挫けそうな時がありながらも、マーリンズの組織、そしてファンの手助けを信じているからこそ、諦めなかったと心の内を語っている。
「このコミュニティはいつだって私を温かく迎えてくれる。その、恩を返す時がきたのだ。マーリンズ・ベースボールの新時代は今始まった。楽しんでいこうじゃないか、それがマイアミ流だ」
“マイアミ流”の下、どのような改革が行われ、チームが生まれ変わるのか、注目が集まる。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer