NBAが全球団に無観客試合の準備要請、レブロン「客席ファンのためにプレーしてる」

　新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、米プロバスケットボール（NBA）が全チームに無観客試合の準備に入るように通達したことを、6日（日本時間7日）に米メディアが報道。これに対し、レイカーズの“キング”ことレブロン・ジェームズは「俺はプレーしないよ」と話している。インタビューの様子を米紙「USAトゥデー」の記者が動画付きでツイッターに投稿している。

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　世界的に蔓延する感染症の影響にキングは何を思ったのか。米紙「USAトゥデー」のマーク・メディナ記者は自身のツイッターにレブロンがコメントする動画を投稿。113-103で勝利したバックス戦後に取材に応じたようで、レブロンは無観客試合の可能性に「誰がそんなこと言ってるんだ？　ファンなしでプレーするなんて考えられない」と語っている。

　この日、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のシャムス・チャラニア記者が自身のツイッターに「NBAはコロナウイルスの影響で、無観客試合の可能性に対して準備をするようにとチームに伝達した」と投稿。NBAも対策に動き出したことを各メディアが報じていた。動画では、レブロンの納得のいかない様子が伝えられている。

「チームメイトや客席にいるファンのためにプレーしているんだ。なのにアリーナにファンがいない？　勝手に決めてもらって結構だけど、俺はプレーしないよ」

　米バスケ界では大学の公式戦で無観客試合を実施。米国でも徐々に感染者が増える中、数万人規模の観衆が集まるNBAも対策を講じるが、現役最高選手の呼び声高いキングは複雑な気持ちを抱えているようだ。