親交のあったリー氏が着用したレイカーズカラーのグッチ製が話題に

　米プロバスケットボール（NBA）のスター選手、コービー・ブライアント氏がヘリコプター事故により亡くなった悲劇は世界に悲しみが広がっていたが、かつて所属したレイカーズの本拠地ロサンゼルスで9日（日本時間10日）に行われた米国映画界の祭典、アカデミー賞授賞式でプレゼンターを務めた映画監督が、コービー氏を追悼する特製スーツを着用。米放送局が画像付きで特集し、「リスペクトだ！」「美しく、尊い追悼だ」と話題を呼んでいる。

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　米国映画界の祭典でもコービー氏追悼の動きが広がった。話題を呼んだのはプレゼンターを務めた映画監督のスパイク・リー氏だ。着用したのは紫のスーツ。襟が黄色に縁どられ、レイカーズカラーの装い。右胸に「2」、左胸に「4」、背中には「24」のワッペンが付けられ、目元にかけた紫縁のメガネまでコービー氏に対するリスペクトを感じさせるものとなっている。

　米大手放送局「CNN」は「スパイク・リー、特製のアカデミー賞用スーツでコービー・ブライアントを追悼」と見出しを打って特集。記事によると、スーツは高級ブランド、グッチ製といい、リー氏とコービー氏の親交は長く、09年にはリー氏が監督したコービー氏のドキュメンタリー映画が公開されたことなども紹介されている。

　実際の姿を公開した米スポーツ専門局「ESPN」公式インスタグラムでは「コービーが亡くなってしまったことが未だに信じられない」「あと1週間は胸が痛みそう」などという悲しみの声のほか、「（映画界の）王が（バスケ界の）王を称えている」「リスペクトだ！　いいね、スパイク！」「美しく、尊い追悼だ」という称賛の声が広がっていた。