レイカーズPGクックが背番号を28に変更「これは8番と娘の2番を組み合わせたもの」

　米プロバスケットボール（NBA）のコービー・ブライアント氏や13歳の娘・ジアナさんらが乗ったヘリコプターが西部カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の山に墜落し、全員が亡くなった。世界中が衝撃を受けたスーパースターの突然の訃報により、各チームではコービーが現役時代に背負っていた「8」「24」を空き番号とする動きが出ているが、古巣レイカーズのPGクイン・クックは背番号「2」から「28」に変更するという。なぜ「28」なのか――。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　ESPNは「レイカーズのクイン・クックがブライアントとジアナを誇りに、新しい背番号をつける」と見出しを打って、クックの背番号変更にフォーカスしている。

　なぜ「2」から「28」なのか。「これはブライアントの8番と娘のジアナの2番を組み合わせたものである」とし、コービーが背負った「8」と、同じく悲劇に見舞われた愛娘ジアナさんが所属するチームでつけていた「2」を組み合わせた数字だという。

　記事では西海岸育ちで、26歳のクックは、昔からのレイカーズファンだったと紹介し「彼は月曜日に、ステイプルズセンターのブライアントの献花場に訪れたが、ブライアントのユニフォームを握りしめていた」とコービーへの強いリスペクトを持っていたことを報じている。

　さらに「NBAは通常、背番号の変更をするのには数か月前に、それを知らせる必要があることを選手側に求めているが、状況を考慮して、この1週間突然の変更のリクエストの許可を与えている」として、特例での背番号変更が認められている背景にも説明を加えている。

　改めて浮かび上がるコービーの存在感。現役選手たちにも計り知れない影響を与えている。