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ミラノ五輪出場の日本女子がうつ病を公表 モーグル柳本理乃「私は負けません」新たな骨折も…治療専念

ミラノ・コルティナ五輪の女子モーグル日本代表・柳本理乃が22日、インスタグラムを更新し、ここ数年、うつ病を患っていることを公表した。大会前に新たに骨折したことも明かし、いったん治療に専念。「私は負けません。怪我にもうつ病にも打ち勝って必ず強くなって戻ってきます」と再起を誓った。

女子モーグルに出場した柳本理乃【写真:ロイター】
女子モーグルに出場した柳本理乃【写真:ロイター】

ミラノ・コルティナ五輪

 ミラノ・コルティナ五輪の女子モーグル日本代表・柳本理乃が22日、インスタグラムを更新し、ここ数年、うつ病を患っていることを公表した。大会前に新たに骨折したことも明かし、いったん治療に専念。「私は負けません。怪我にもうつ病にも打ち勝って必ず強くなって戻ってきます」と再起を誓った。

 柳本は「いつも応援してくださっている皆さまへ」と切り出し、2月28日・3月1日のワールドカップ(W杯)富山なんと大会の欠場を報告。「楽しみにしてくださった皆さま本当に申し訳ないです」と謝罪した。昨年12月、W杯直前に鎖骨と第一肋骨を骨折。わずか1か月で復帰し、五輪へ。「オリンピックの舞台に立つという人生で1番の夢を叶えることができて、奇跡の連続の日々でした。オリンピックで見た素晴らしい景色は一生の宝物です」とつづった。一方で、五輪の公式トレーニング中に転倒し、以降は痛みを抱えながら滑っていたという。

 そして、帰国後に検査した結果、「腰椎横突起骨折と診断されました」と柳本。「アドレナリンも痛み止めも効かなくて、痛くて力が入らなくて、正直滑れるような状態ではなかったと思います。そんなボロボロの状態でもオリンピックの舞台で最後まで滑り切れたのは、間違いなく皆さまの応援のおかげでした」と正直に明かし、感謝した。

 さらに、自身のメンタルに関する公表もした。「ここ数年うつ病と闘いながら競技と向き合ってきましたが、心と身体のバランスを保ちながらトップレベルの世界で競技を続けるということが困難な状況になってしまいました」。こうつづった上で「本当は滑り続けたいです。だけど、滑り続けることが今の自分にとってどれほど難しいことなのか。それを突きつけられる毎日で悔しいです。そして何よりもこんな決断を自分でしなければならないことが1番悔しいです」と苦しい胸の内を吐露。W杯富山なんと大会の競技会場は、高校時代から思い入れのある会場だったという。

「今後のことはまだ明確には決まっていないです。でも、オリンピックが終わってから、自分にはやり残したことが山ほどあって、ここで自分は終われない終わらせたくない、自分はまだやれる、という気持ちが出てきて、その気持ちに素直になろうと思いました。だから次は元気な姿でめちゃめちゃかっこいいモーグルを皆さまにお見せできるように、一旦治療に専念したいと思います」

 この先は治療への専念を明かした上で、柳本は「私は負けません。怪我にもうつ病にも打ち勝って必ず強くなって戻ってきます。それまで待っていてほしいです」と再起を宣言した。「楽しみにしてくださった皆さま本当にごめんなさい。大会当日は私も観に行くので、皆さまと一緒に応援ができたら嬉しいです」と呼びかけ、さらに「素直すぎる自分の気持ちですみません。最後まで読んでくださりありがとうございました」と投稿を締めくくった。

 柳本は愛知出身の25歳。五輪初出場となった今大会はモーグル13位、デュアルモーグル1回戦敗退だった。近年、スポーツ界ではアスリートのメンタルヘルスが注目され、世界のトップアスリートでうつ病を公表した選手も珍しくない。柳本の投稿には「身体と心のケアが一番大切です」「焦らずしっかり休んで下さい!」などフォロワーからの声が寄せられた。

(THE ANSWER編集部)



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