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中国選手のため…膝ついて祈った日本人に感動の嵐「友情はメダルより尊い」 金導く指導は「国境越えた」

ミラノ・コルティナ五輪では、スノーボード男女スロープスタイル決勝が18日に行われ、女子は初出場で19歳の深田茉莉(ヤマゼン)が金メダルを獲得した。女子決勝前に行われた男子決勝では、前回22年北京大会銀メダルの蘇翊鳴(スー・イーミン=中国)が金メダル。2人を指導する佐藤康弘コーチとの関係に、中国メディアが注目している。

スノーボード男子スロープスタイルで金メダルを獲得した中国の蘇翊鳴(中央)【写真:ロイター】
スノーボード男子スロープスタイルで金メダルを獲得した中国の蘇翊鳴(中央)【写真:ロイター】

スロープスタイル、男女の金メダリスト指導した佐藤康弘コーチ

 ミラノ・コルティナ五輪では、スノーボード男女スロープスタイル決勝が18日に行われ、女子は初出場で19歳の深田茉莉(ヤマゼン)が金メダルを獲得した。女子決勝前に行われた男子決勝では、前回22年北京大会銀メダルの蘇翊鳴(スー・イーミン=中国)が金メダル。2人を指導する佐藤康弘コーチとの関係に、中国メディアが注目している。

 中国メディア「新浪体育」は「膝をついて蘇翊鳴のために祈る日本人コーチの姿に感動。その時、スポーツはすでに国境を越えていた」という記事を掲載。「蘇翊鳴と佐藤康弘コーチはもうまるまる8年間、協力関係を続けてきた。2人は師弟であるとともに、国境を越えた友人でもある」と報じた。

 記事が注目しているのは、男子決勝の際の佐藤コーチの行動だ。「蘇翊鳴の点数を待つ間、佐藤康弘は自分の弟子よりも緊張した様子で地面にひざまずき、蘇翊鳴のために祈っていた。中継のカメラにとらえられたその姿に中国の多くのファンは心を動かされた」と驚いている。

 2022年の北京五輪で、蘇翊鳴はビッグエアで金、スロープスタイルで銀と2つのメダルに輝いた。記事はこの快挙を「佐藤康弘が注いだ心血と切り離せないものだった」と報道。さらに「北京冬季五輪の後、蘇翊鳴はスランプに陥り、成績が不安定となったが、その時期にも佐藤康弘はプレッシャーをかけることなく、蘇を信頼して寄り添い、選手自身の調整のリズムを尊重し、精神的な回復を支えた」と二人の歩みを振り返っている。

 さらに「スロープスタイルの決勝で、佐藤康弘が蘇翊鳴のために地面に膝をついて祈る場面はごく自然な行為だった。両親を除けば、佐藤康弘ほど蘇翊鳴を理解している者はいないだろう」として、佐藤コーチを通じて蘇翊鳴が日本の選手とも親しいと報じている。7日に行われたスノーボード男子ビッグエアで銅メダルを獲得した際、表彰台では金メダルの木村葵来の丸刈り頭をなでて快挙を喜んでいた。この日は深田とともに佐藤コーチにメダルをかけ、感謝の意を示していた。

 最後に「競技スポーツでは国籍や政治にかかわらず、公平な競争が重んじられる。冬季五輪においても、友情はメダルよりも尊いものだ」と結んでいる。

(THE ANSWER編集部)



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