米国にワックス不正疑惑が浮上…ライバル国幹部は激怒「徹底的に調査」と独メディア報道 五輪クロカン
ミラノ・コルティナ五輪では連日熱戦が繰り広げられている。ノルディック距離ではヨハンネスヘスフロト・クレボ(ノルウェー)が今大会3個の金メダルを獲得。冬季五輪最多タイ記録となる個人での金メダル8個目となり圧倒的な実力を示している。そんな中、ノルウェーと米国にワックスに関する不正疑惑が浮上。ライバル国がスポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴をちらつかせる事態に発展している。

ミラノ・コルティナ五輪
ミラノ・コルティナ五輪では連日熱戦が繰り広げられている。ノルディック距離ではヨハンネスヘスフロト・クレボ(ノルウェー)が今大会3個の金メダルを獲得。冬季五輪最多タイ記録となる個人での金メダル8個目となり圧倒的な実力を示している。そんな中、ノルウェーと米国にワックスに関する不正疑惑が浮上。ライバル国がスポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴をちらつかせる事態に発展している。
ドイツのスポーツ総合サイト「Sport.de」は「ノルウェー・クロスカントリーチーム、大きな怒りを呼び起こす事態に ワックスでアドバンテージを得たか?」との見出しでこの件を特集。問題視されたのは、10日に行われた男子スプリントクラシカル。ノルウェーが「ワックス塗布の際に会場に電動機器を持ち込んでいた」と報じた。
記事によると、「ノルウェーはFIS(国際スキー・スノーボード連盟)に許可を得ていたが、FISは他国に対し、そうした機器の使用許可を通知していなかったことが抗議を受けている」と説明。フィンランド五輪委員会ディレクターのヤンネ・ヘンニネン氏は国営放送「Yle」に対し、「この件に関しては徹底的に調査し、あらゆる対応を検討する」と語った。
ドイツ・スキー連盟もFISを批判。幹部のシュテファン・シュヴァルツバッハ氏はSID(ドイツスポーツ通信社)に対し「これはFISのミス。このようなことはあってはならない。特に五輪のようなビッグイベントでは。コミュニケーションが全く機能していなかった」と指摘。これを受けてFISは「Yle」に対し謝罪のコメントを出した。
イタリアチームのドイツ人コーチ、マークス・クラマー氏が12日、他チームに対しノルウェーの策略を伝えたことも、情報の拡散につながったようだ。これに、スプリントクラシカルでノルウェー2選手と米国選手に敗れて4位だったフィンランドが激怒。同国サービスチームのトップであるヘイキ・トンテリ氏は、「(フィンランドの4位選手が)真っ当な勝者だ」とコメント。記事は「ノルウェーと米国は特に上りで他の国より優勢だった」と付け加えた。
一方、米国は液体を使用したことで騒動に。スプリントでは、液状ワックスであろうと単なる水であろうと液体の使用が固く禁じられているが、クラマー氏は「恐らく潤滑油ではないか」と語っている。
「Yle」によると、米国のテクニカルチーム責任者はこの件について謝罪したという。
(THE ANSWER編集部)
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