「生きるか死ぬかの覚悟に震えた」 平野歩夢が残した“名言”に広がる感動と畏怖「言葉の重み」「命の危険と…」
ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード男子ハーフパイプ決勝が13日(日本時間14日)に行われ、2022年北京五輪王者の平野歩夢(TOKIOインカラミ)は7位で連覇に届かなかった。1月に複数箇所の骨折を負いながら奇跡的に立った夢舞台。金には届かなかったが、魂のランを見せつけた。競技後、発した「生きてて良かった」の名言に日本中に感動が広がっている。

ミラノ・コルティナ五輪
ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード男子ハーフパイプ決勝が13日(日本時間14日)に行われ、2022年北京五輪王者の平野歩夢(TOKIOインカラミ)は7位で連覇に届かなかった。1月に複数箇所の骨折を負いながら奇跡的に立った夢舞台。金には届かなかったが、魂のランを見せつけた。競技後、発した「生きてて良かった」の名言に日本中に感動が広がっている。
平野の覚悟が伝わってくる言葉だった。
競技後のインタビュー。以前に「辞めないことの先に自分に何かが返ってくる」と残したコメントを引き合いに「何か返ってきているものはあるんでしょうか?」と問われた。すると、平野は少しだけ笑い、「そうですね。まあ、でも本当に生きてて良かったなっていう」と話した。
「本当にここで初めてやるトリックも、後半に出して挑んできたので。怪我なく、こうやって体が無事に戻ってきてというか。それはすごい自分の中でちょっとホッとする部分はある。そうですね、生きてて良かったなっていう、そういう気持ちに今なれているようなところはありますね」
そして、平野は「すべてがチャレンジでしかないような、そういう決勝3本だったので」とし、こうも語った。
「本当、生きるか死ぬかみたいな。そういう気持ちはどこかに覚悟して、挑んだつもりだった。最後決めきれなくて、納得した結果にはつながらなかったけど。今自分ができることは、この状態の中ですべて出し切れたのかな。これまでやってきたことは何ひとつ無駄ではないと思うので」
かつてない苦境だった。五輪開幕20日前の1月17日、ラスト実戦だったW杯で、板が折れ曲がるほど激しく転倒。顔から出血し、複数個所の骨折などを負った。11日(日本時間12日)の予選後は「奇跡的な状況で今なんとか、ここに立てている。自分でもビックリしている」と話していた。
7位通過だった予選から難度を上げた。まさに命がけで臨み、1回目のランは転倒。2回目は高難度のルーティンを完遂した。86.50点と思うようにスコアは伸びなかったが、完全燃焼した。
平野の「生きてて良かった」の言葉には、ネット上で感動の声が一気に広がった。
「色んなもの背負って戦ってた背景が泣けたよ」
「あなたはどこまでヒーローなんだと思った…」
「歩夢選手がさらっと『生きててよかったな、と』凄すぎる!!」
「言葉の重み…」
「あの言葉は重かった」
「命を賭けた挑戦には感動」
「ここまでの道のりが想像を絶するものだったとあらためて感じた…」
「やっぱり命の危険と隣り合わせだったんだ…」
すべてを出し尽くした平野。それでも前を向いた。
「またゼロからこの悔しさを繋げていけるように、そういうふうに思っています」
(THE ANSWER編集部)
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