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「信じられない。茶番だ」世界が怒ったスノボ疑惑採点…ジャッジを黙らせた平野歩夢、不屈の魂【2022北京五輪】

ミラノ・コルティナ五輪は13日(日本時間14日)に男子ハーフパイプ決勝が行われる。平野歩夢は骨折を抱えながらも予選を突破。不屈の精神は、採点が疑問視された前回北京五輪での金メダルでも示している。

北京五輪・スノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢【写真:長田洋平/アフロ】
北京五輪・スノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢【写真:長田洋平/アフロ】

北京五輪・スノーボード男子ハーフパイプ

 ミラノ・コルティナ五輪は13日(日本時間14日)に男子ハーフパイプ決勝が行われる。平野歩夢は骨折を抱えながらも予選を突破。不屈の精神は、採点が疑問視された前回北京五輪での金メダルでも示している。

 怒りをぶつけ、見事金メダルを掴んだ。2022年の北京大会。平野は超大技「トリプルコーク1440」に五輪史上初めて成功させた。2回目の試技、1440を3度も組み込む史上最高難度のルーティンを完遂。しかし得点は予想外に伸びず91.75点。この時点でスコッティ・ジェームズ(オーストラリア)に次ぐ2位に甘んじた。

 2本目の直後、「NBCスポーツ」の中継で解説を務めたスノーボーダーのトッド・リチャーズ氏も「アユム・ヒラノは異星人だ!」「これで終わりだ。このランには誰にも届きっこない」「98点くらいでしょう」と大興奮。しかし、得点を見ると困惑。「えぇっと……えっ? なにかミスがありましたか? 一体……ちょっと待ってくれ。こんなはずがない! 91.75点だと!?」と絶句した。

「ジャッジは信頼性を粉々に破壊してしまった」「信じられません。正直言ってこれは茶番ですよ」などとまくしたてたリチャーズ氏。怒りを抱いていたのは平野も同じだ。しかし、それをエネルギーに変えた。

 3回目、高さ約5.5メートルのエアで再び「トリプルコーク1440」に成功し、96.00点をマーク。ジェームズを逆転して金メダルを掴み取った。2014年のソチ大会、2018年の平昌大会と2大会連続の銀メダルに終わっていた平野。日本スノーボード史上初の金メダルとなった。

 表彰式後の平野は「ここを獲らずに終われないというところを、ずっとやってきたことが出し切れた」「点数は納得いっていなかったけど、怒りが自分の中でうまく表現できたというか。そんな気持ち。良かったです」とコメント。逆境に負けない精神と技術は、世界中から称賛を浴びた。

 あれから4年。平野が五輪連覇を狙う。1月17日のW杯で複数箇所を骨折し、満身創痍の中、予選は85.50点の7位で通過した。「今までやってきた積み重ね、やってきたことを信じて、シンプルにやるべきことをやるだけ」。どんな結果になるとしても、平野は自分のベストを尽くすはずだ。

(THE ANSWER編集部)



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