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波紋広がる“妨害中国選手”が犯した過ち 「故意」否定も…スケート界大物が断罪「今回の真相は…」

ミラノ・コルティナ五輪のスピードスケート男子1000メートルが11日に行われ、優勝候補の一角だった2025年世界選手権金メダリストのユップ・ベンネマルス(オランダ)は、廉子文(中国)に進路を妨害されて5位に。レース後、怒りを露わにした。廉は「故意ではない」と明かしているが、スケート界の大物レジェンドは「少しスピードを緩めて、オランダの選手を先に行かせるべき」と過ちを指摘している。

スピードスケート男子1000メートルに出場したオランダのユップ・ベンネマルスと中国の廉子文【写真:ロイター】
スピードスケート男子1000メートルに出場したオランダのユップ・ベンネマルスと中国の廉子文【写真:ロイター】

ミラノ・コルティナ五輪

 ミラノ・コルティナ五輪のスピードスケート男子1000メートルが11日に行われ、優勝候補の一角だった2025年世界選手権金メダリストのユップ・ベンネマルス(オランダ)は、廉子文(中国)に進路を妨害されて5位に。レース後、怒りを露わにした。廉は「故意ではない」と明かしているが、スケート界の大物レジェンドは「少しスピードを緩めて、オランダの選手を先に行かせるべき」と過ちを指摘している。

 アクシデントが起きたのは、ラスト1周となったバックストレートでのこと。好走を見せていたベンネマルスだったが、外から内にレーンを入れ替わる際に進路が重なった廉の左足と接触し、失速した。ゴール直後には、怒りの表情で声を荒げていた。結局、廉はレーンの移動を早すぎるタイミングで行ったと判断されて失格。ベンネマルスは1人で再レースを行ったが、タイムを伸ばすことは出来なかった。

 中国メディアによると、廉は「彼が自分の前にいることを知りながら故意に彼をブロックするなどということはするはずがない。どの選手もそんなひどいことはしないと思う」などと釈明しながら、結果的にベンネマルスの進路を妨害する形となったことについて謝罪した。

 この件について、五輪金メダルを2つ獲得しているレジェンド、アポロ・オーノ氏(米国)も言及した。

 米ヤフースポーツ公式インスタグラムが公開した動画で、オーノ氏はスピードスケートは途中でインとアウトが入れ替わることを説明した上で「今回のケースでは、中国の選手が少しスピードを緩めて、オランダの選手を先に行かせるべきでした。それができなかったために衝突が起きてしまったんです」と解説し、廉の判断ミスが原因にあることを第一に指摘した。

 一方で、レーンが交差するタイミングで相手の背後に入り、空気抵抗が13~30%減り、スピードの維持を楽にするという戦略があることに言及。「しかし、彼(ベンネマルス)は近づきすぎてしまいました。それが今回の真相です。興味深いのは、これほどの実力を持つ選手が、あのようなミスをするのを今まで一度も見たことがなかったということです」。ベンネマルスも冷静さを欠いていたのではないかと私見を述べた。

「でも、これがオリンピックなんです」とオーノ氏。「オリンピックという舞台では、最後に試されるのは冷静さです。焦りは禁物。私から見れば、両方の選手にとって戦術的なミスでしたし、それが結果に大きく響いたのだと思います」と大舞台の難しさを解説した。

(THE ANSWER編集部)



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