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五輪で波紋、ウクライナの“追悼ヘルメット” ゼレンスキー大統領が遂に反応「感謝の意を表したい」

ミラノ・コルティナ五輪の男子スケルトンに出場しているウクライナ代表のウラジスラフ・ヘラスケビッチが、ロシアのウクライナ侵攻で命を落とした人々の顔をデザインしたヘルメットを用意し練習で着用した。しかし、国際オリンピック委員会(IOC)が競技本番での使用を認めず波紋を広げるなか、ウクライナのゼレンスキー大統領が自身の公式Xに投稿。ヘラスケビッチの行動に感謝の意を示した。

男子スケルトン、ウクライナ代表のウラジスラフ・ヘラスケビッチ【写真:ロイター】
男子スケルトン、ウクライナ代表のウラジスラフ・ヘラスケビッチ【写真:ロイター】

ミラノ・コルティナ五輪

 ミラノ・コルティナ五輪の男子スケルトンに出場しているウクライナ代表のウラジスラフ・ヘラスケビッチが、ロシアのウクライナ侵攻で命を落とした人々の顔をデザインしたヘルメットを用意し練習で着用した。しかし、国際オリンピック委員会(IOC)が競技本番での使用を認めず波紋を広げるなか、ウクライナのゼレンスキー大統領が自身の公式Xに投稿。ヘラスケビッチの行動に感謝の意を示した。

 英紙「ザ・ガーディアン」によると、ヘラスケビッチは練習で戦没者の顔がデザインされたヘルメットを使用。IOCはこれを認めず、代わりに追悼のための黒い腕章を着用することは認めたという。ウクライナ側は、政治的発言を禁じるオリンピック憲章第50条に違反しないと主張し、異議申し立てを行っている。

 女子リュージュの同国代表オレナ・スマハも、手に抗議のメッセージを記すなど波紋を広げるなか、ウクライナのゼレンスキー大統領がSNSで反応。Xに「彼のヘルメットには、ロシアによって命を奪われた我々のアスリートたちの肖像が描かれている。バフムト近郊の戦闘で命を落としたフィギュアスケーターのドミトロ・シャルパル。ハルキウ近郊で占領軍に殺害された19歳のバイアスロン選手のイェヘン・マリシェフ。そして、ロシアの侵略戦争によって人生を奪われた、他の多くのアスリートたちの姿だ」と記した。

 その上で「冬季オリンピックのウクライナ代表旗手であるウラジスラフ・ヘラスケビッチに、感謝の意を表したい。我々の闘いの代償がどれほど大きいか、世界に知らしめてくれたことに」と、ヘラスケビッチの行動に理解を示した。

 そして「この真実を不都合だとか、不適切だとか、あるいはスポーツ大会における政治的デモンストレーションなどと呼ぶことはできない。これは、現代のロシアがどんなものなのかを全世界に突きつける警鐘なのだ」と続け、「これこそがスポーツの世界的な役割と、オリンピック運動そのものが持つ歴史的使命を、皆に思い起こさせるのだ。すべては平和のため、そして命のためにあるということを。ウクライナはその信念に忠実であり続ける。ロシアは正反対のことを証明している」と訴えた。

(THE ANSWER編集部)



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