[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

海外挑戦は「行けば何とかなる」では駄目 40年前にドイツに渡った日本人先駆者の言葉

日本人初の「ブンデスリーガ・レジェンド」に選出されたサッカーの元日本代表・奥寺康彦氏(横浜FC会長)。40年前にドイツに渡り、ヨーロッパリーグに所属する日本人第1号となった奥寺氏は、ケルンなど3チームに所属。9シーズン通算234試合出場の戦歴を残した。海外で成功を目指す若手選手、そして、プロを目指す子供たちが今、やるべきことは何か。先駆者の言葉を聞いた。

「ブンデスリーガ・レジェンド」に選出された奥寺康彦氏【写真:(C)DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Christopher Jue】
「ブンデスリーガ・レジェンド」に選出された奥寺康彦氏【写真:(C)DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Christopher Jue】

サッカー元日本代表のレジェンド・奥寺康彦が語る「想像以上」の努力論

 日本人初の「ブンデスリーガ・レジェンド」に選出されたサッカーの元日本代表・奥寺康彦氏(横浜FC会長)。40年前にドイツに渡り、ヨーロッパリーグに所属する日本人第1号となった奥寺氏は、ケルンなど3チームに所属。9シーズン通算234試合出場の戦歴を残した。海外で成功を目指す若手選手、そして、プロを目指す子供たちが今、やるべきことは何か。先駆者の言葉を聞いた。

 ◇ ◇ ◇

 僕は力のある日本人選手たちは、Jリーグにこだわらず、どんどん海外のリーグに出て、プレーしてほしいと考えています。ただし、トップリーグで活躍する選手を目指すならば、「行けば何とかなる」という考えでは駄目。常に“自分自身が想像する以上の努力”を続け、戦える力をつけてほしいと思います。

 プロスポーツ選手は、多くの人に自分のプレーを観てもらってなんぼの仕事です。いくら練習でいいプレーができても、それを本番でできなくては意味がない。試合に出て、そして、いい結果を出す。どのリーグに所属していても、ここが非常に重要です。

 勿論、どこのリーグでも日本にいるときと等しく力を出せるか否かは、実際に戦うまでわかりません。しかし、スピード、フィジカル、プレーの精度の違いはあれど、ボールを蹴って、止めて、運ぶのがサッカーであり、そこは世界共通。どこでプレーしていようとも、準備は誰でも必ずできます。

 では、どのように準備を進めていくのか?

 まず、所属するクラブでの日々の練習を怠らないこと。日々の練習は、試合に臨むため、試合でいい結果を出すためにあります。常に試合のイメージを持ち、練習を積むことは、最低限やらなくてはいけないことです。さらに、自分なりに課題を持ち、それを克服するための練習を行う。実はこれが、とても大切なのです。

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集