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五輪本番さながらのバトルが実現 世界屈指のスケートボーダーが寒川に集結する意味

加藤亮代表理事、黒岩知事、木村町長、内野洋平(左から)【写真:荒川祐史】
加藤亮代表理事、黒岩知事、木村町長、内野洋平(左から)【写真:荒川祐史】

2020年「ARK LEAGUE」はスケートボードのみの開催「これが成功すれば…」

 BMXフラットランドの世界大会で何度も優勝を飾り、今年の「FLAT ARK」でも世界の頂点に立った内野だが、来年の「ARK LEAGUE」はスケートボードのみの開催にしようと決断した。「2017年から交渉を重ねた結果、ARK LEAGUEがオリンピック予選に認定された。こんなにありがたいことはない。今回はスケートボボードの開催1本に絞って、この大会を成功させなければいけない。これが成功すれば、将来的にBMXやブレイキンにも生かすことができる」と話し、まずはスケートボードからストリートスポーツ普及の土台を固めていく狙いを明かした。

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 町に活気を取り戻したい寒川町と、認知拡大を目指したいストリートスポーツ「ARK LEAGUE」のコラボ。初の試みとなった今年4月の大会で早くも手応えと好反響を感じている両者だが、オリンピックの国際予選大会となり、世界トップスケーターたちが集う来年の大会はレベルアップ、スケールアップの絶好の機会となるだろう。両者をつないだ神奈川県の黒岩祐治知事は「神社のイメージが強い寒川と若者のスポーツというミスマッチ感が面白い」と話したが、このコラボが日本全国で町や村の活性化を目指す自治体や、マイナースポーツからの脱却を目指すスポーツ団体が、何らかのヒントを得る存在となる可能性も秘めている。

 オリンピックの国際予選大会として、すでに重要な役割を持つ「ARK LEAGUE 2020 IN SAMUKAWA」だが、単なる予選大会には終わらない、2020年以降にもつながるビッグイベントとなりそうだ。

(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)

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