五輪本番さながらのバトルが実現 世界屈指のスケートボーダーが寒川に集結する意味
2020年に開催される東京オリンピックから正式種目となったスケートボード競技。そのストリート種目では国内唯一のグローバル予選大会として、来年4月22日から26日に神奈川県寒川町で行われる「ARK LEAGUE 2020 IN SAMUKAWA」が認定された。オリンピック本番を約3か月後に控えた大事な時期。出場権を狙う世界屈指のスケートボーダーたちが人口約5万人の町を舞台に、最高のパフォーマンスを繰り広げる。
スケートボード競技では国内唯一の東京五輪グローバル予選大会に認定
2020年に開催される東京オリンピックから正式種目となったスケートボード競技。そのストリート種目では国内唯一のグローバル予選大会として、来年4月22日から26日に神奈川県寒川町で行われる「ARK LEAGUE 2020 IN SAMUKAWA」が認定された。オリンピック本番を約3か月後に控えた大事な時期。出場権を狙う世界屈指のスケートボーダーたちが人口約5万人の町を舞台に、最高のパフォーマンスを繰り広げる。
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スケートボード競技の五輪出場選手選考プロセスは、2019年1月からスタート。2019年を1stシーズン、2020年を2ndシーズンと位置づけ、選手には出場した大会での成績に応じた「オリンピックポイント」が与えられ、2020年5月末時点での累積点数により、各国上位3選手が五輪代表に選出される。
オリンピック予選大会は、2シーズン合わせて12大会を開催。1stシーズンは5大会のうちポイント数の多い2大会、2ndシーズンには7大会のうちポイント数の多い5大会の合計ポイントで、選手は出場権を争っている。大会の難易度により獲得できるポイント数は違うが、今回「ARK LEAGUE」が国際運営組織「WORLD SKATE」より認定された「5-Star Events」は優勝すると4万ポイントを獲得できるビッグコンテスト。かつ、代表選手決定まで約1か月と迫る時期の開催だけに、国内外のトップ選手が男女合わせて最大150人参戦し、本番さながらの白熱したバトルが実現する見込みだ。
「ARK LEAGUE」は2013年、BMX世界王者の内野洋平が「ライダーによるライダーのための大会」というコンセプトを掲げて、出身地の神戸で始めたBMXフラットランドの世界大会だった。開催を重ねながら規模を拡大。2017年には日本を代表する若手トップスケーター、瀬尻稜を迎え、スケートボードの世界大会「SKATE ARK」を開催した。そして、神戸から寒川に舞台を移した今年、2019年には新たにブレイキンの第一人者、TAISUKEを迎えて世界大会「BREAK ARK」を開催。世界に誇るストリートスポーツの祭典として、開催3日間で約2万5000人が集まる大盛況となった。