「ARK LEAGUE」内野洋平を惹きつけた寒川の熱意「気合の入り方が違うんです」
「みんなが上手いことWin-Winになればいいなと思います」
駅を下りれば、すぐに「ARK LEAGUE」が開催されると分かり、町のレストランや居酒屋に出掛けても、しっかり大会ポスターが貼ってある。「何よりも『人』ですよね」。寒川で過ごす時間が増えれば増えるほど、内野は住む人々の温かさや強い思いに感動。オーガナイザーとして、開催地の人の思い、出場する人の思い、そして見に来る人の思いが、少しでも多く満たされ、「みんなが上手いことWin-Winになればいいなと思います」と話す。
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昨年は大会3日間で延べ2万5000人の観客がやってきた。今年も国内外から数多くの人々が寒川を訪れるだろう。ストリートスポーツを初めて観戦する人も、自分で乗ったり滑ったりする“玄人”も、それぞれが寒川で過ごす時間を最大限に楽しむことを、オーガナイザー内野は強く願っている。
「本当に初めての人は、空気感を味わいに来てもらったらいいんじゃないかと思いますね。技は分からなくても、技が決まった瞬間に一気にドーンと盛り上がる感じとか、ライブ感覚で見に来てもらえれば。技を理解するのは難しいと思うので、自分はこっちが勝ったと思うけど、実際の結果はどうかなって答え合わせするのも面白いかもしれません。
以前見たことがある人や、自分でやってましたという人には、日本のレベルの高さを分かってもらえたら面白いんじゃないかと思います。BMXはもちろん、スケートボードもブレイキンも、最近日本はめちゃくちゃレベル高いですから。ぜひ技を楽しんでもらいたいですね」
2013年にBMXフラットランドの「FLAT ARK」から始まった大会は、2017年にスケートボードの「SKATE ARK」が加わり、今年からブレイキンの「BREAK ARK」が参戦する。
「『ARK LEAGUE』のロゴは戦艦で、『FLAT ARK』のロゴは船に人が乗っている形。『SKATE ARK』は錨(いかり)、『BRAKE ARK』はプロペラになっているんです。3つのパーツが戦艦を作り上げるイメージ。漫画の『ワンピース』みたいに、どんどんクルーが増えて、強く楽しくなれればいいですね」
海のない湘南、寒川を母港とし、4月27日、船艦「ARK LEAGUE」は世界に向けて旅立つ。
(THE ANSWER編集部)