古賀紗理那、石川真佑らバレー日本代表が参加 「震災復興支援マッチ」で子供たちに届けた笑顔
石川県かほく市をホームタウンとするバレーボールSVリーグ女子・PFUブルーキャッツの新本拠地、「とり野菜みそ BLUECATS ARENA」(かほく市総合体育館)が完成し、4月14日にオープニングイベントが開催された。「令和6年能登半島地震復興支援チャリティーマッチ」として実施されたイベントには、PFUブルーキャッツが取り組む復興支援プロジェクト「がんばろう能登 がんばろう石川」に賛同したバレーボール女子日本代表が、ネーションズリーグに向けた国内合宿の合間を縫って参加。古賀紗理那、石川真佑、関菜々巳らトップ選手が参加したバレーボール教室や紅白戦などが実施され、アリーナを訪れた3000人の観衆を沸かせた。
PFUブルーキャッツとかほく市が共催、新アリーナで復興支援イベントを実施
石川県かほく市をホームタウンとするバレーボールSVリーグ女子・PFUブルーキャッツの新本拠地、「とり野菜みそ BLUECATS ARENA」(かほく市総合体育館)が完成し、4月14日にオープニングイベントが開催された。「令和6年能登半島地震復興支援チャリティーマッチ」として実施されたイベントには、PFUブルーキャッツが取り組む復興支援プロジェクト「がんばろう能登 がんばろう石川」に賛同したバレーボール女子日本代表が、ネーションズリーグに向けた国内合宿の合間を縫って参加。古賀紗理那、石川真佑、関菜々巳らトップ選手が参加したバレーボール教室や紅白戦などが実施され、アリーナを訪れた3000人の観衆を沸かせた。
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今年1月1日の能登半島地震から3か月半、石川県かほく市に新設されたアリーナが笑顔と歓声にあふれた。本拠地として使用するPFUブルーキャッツが、かほく市と共催したイベント。目玉はなんといっても、バレーボール女子日本代表の参加だ。
今夏のパリ五輪出場権獲得を目指すチームは、5月14日開幕のネーションズリーグ(アンタルヤ、マカオ、北九州、バンコクを転戦)に向けて2月から国内で長期合宿を実施していたが、ブルーキャッツが取り組む復興支援プロジェクト「がんばろう能登 がんばろう石川」に賛同。合宿の合間を縫って石川県へ移動し、前日の4月13日には金沢市内の避難所を訪問、この日は朝から新アリーナでのイベントに参加した。
10時にオープニングイベントがスタートすると、まずは日本代表とPFUブルーキャッツの選手がアリーナの入り口に立ち、能登半島地震の募金活動を実施。「募金をお願いします」と声をかけながら、来場者と一緒に写真を撮ったり、サインをして交流した。
またコート上では、石川県内のバレーボールチームに所属する小学生を対象にしたバレーボール教室が行われた。古賀、石川、関ら日本代表とPFUブルーキャッツの選手が指導。1部、2部とも5人1組9チームに分かれ、オーバーハンドパス、アンダーハンドパス、ディグ(スパイクレシーブ)についての全体説明があった後に練習を実施した。
最初は緊張していた子どもたちも時間が経つにつれて声を出しながら取り組み、コーチ役の古賀らとハイタッチする場面も。参加した子どもからアンダーハンドパスのポイントについて聞かれた石川は、「ボールの下に入って、膝を使うこと」と身振り手振りを交えながらアドバイスを送っていた。
練習後、参加した宇ノ気スワローズの小5女子が「緊張したけど、いつもやっている練習と違うこともできて楽しかったです」と語れば、七塚バレーボールクラブの小6女子は「憧れの古賀紗理那選手にも会えて、すごくかっこよかった。全国大会に出られるように今日の経験を生かして頑張りたい」と充実した表情を見せた。日本トップレベルの選手からの直接指導は、子どもたちにとってかけがえのない体験になったようだ。