パリ五輪と教師、柔道・老野祐平が追う2つの夢 大学での飛躍を支えた中学恩師の教え
畳の上に立つと別人「練習をやってきた自信がある」
「大学までこられたのも柔道のおかげですし、そのなかで恩師にも出会えました。そうした繋がりを与えてくれると同時に、人としても成長させてくれる競技だなと、今はすごく思います」
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不安は常につきまとうものだ。特に勝負の世界に身を置く者にとっては、そうした感情は常にあるものだろう。しかし老野は苦しんだ中学時代から、その感情を払拭するように柔道の技術を追求し、大学では新設柔道部で1年生から主将を務めたことで、責任感によって自らを奮い立たせてきた。
だからこそ、「ずっと不安」と言いながらも、老野は畳の上に立つと別人になる。「練習をやってきた自信があるので、絶対に勝つんだという気持ちで試合に臨んでいます」と語る21歳の柔道家は、パリ五輪という大きな高みを目指して大学最後の1年に挑む。
(THE ANSWER編集部・谷沢 直也 / Naoya Tanizawa)
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